京都伝統産業ミュージアムにて、京都の職人たちによる企画展「LIFE with CRAFTS ~暮らしの中の工芸~」が、7月10日(土)より開催される。
京都の伝統産業をはじめとするものづくりに携わる人々がメンバーとなっている「京都職人工房」。このメンバーの中からディレクターがセレクトした手描友禅、京焼・清水焼、西陣織、組紐などの伝統産業にたずさわる職人たち15人が作り出す、現代の暮らしの中にも溶け込む工芸品の数々を展示販売する。
また、会期に合わせて、オンラインショップも期間限定でオープンする。
現代のライフスタイルを考えた工芸品
工芸品は高価な美術品のように敬遠されがちだが、元々の工芸品は古くから日常生活に根付き、形や機能を変えて活用されてきた日用品。
毎朝使うマグカップや仕事でいつも持ち歩く名刺ケース、お出かけの時のアクセサリーなど、現代のライフスタイルの中に改めて工芸品を取り入れることで、ほんの少しの豊かさが生まれるはず。
「人」と「モノ」の両方から楽しめる企画展
「LIFE with CRAFTS ~暮らしの中の工芸~」では、出展している工房や職人たちの紹介、使用シーンが想像できるようにコーディネートされた展示など、工芸を身近に感じ、暮らしの中に取り入れるきっかけとなるような展示を行う。
また、会期中の土日は職人が在廊し、実演や接客を実施。作り手との交流を楽しめるのも魅力だ。
出展者は、SOMEA(手描友禅)、Morphosphere モルフォスフィア(手描友禅)、LinNe(おりん)、京都西陣織 もりさん(西陣織)、洸春窯(京焼・清水焼)、蘇嶐窯(京焼・清水焼)、ayako.ceramics(京焼・清水焼)、takenaka kinsai(金彩)、nobegane | 楽芸工房(西陣織箔)、MUTSUMI oitateうるしのしごと(漆芸)、hikari shikata(染織)、晋六窯(京焼・清水焼)、Shogado‘s ginger(紙文具)、昇苑くみひも(京組紐)、錺之 -KAZARINO-(錺金具)。
期間限定でオンラインショップもオープン
また、京都伝統産業ミュージアムショップのオンラインショップ内に、7月10日(土)~31日(土)の期間限定で「LIFE with CRAFTS ~暮らしの中の工芸~」のページがオープン。会期終了後もオンラインで買い物が楽しめる。実際に足を運ぶことが難しい人でも、お気に入りの工芸品を見つけられるかも!
【LIFE with CRAFTS ~暮らしの中の工芸~】
■会期:7月10日(土)~25日(日)
■開場時間:9:00~17:00(入場は16:30まで)
■会場:京都伝統産業ミュージアム MOCADギャラリー
(〒606-8343 京都市左京区岡崎成勝寺町9-1 みやこめっせB1F)
■入場料:無料
※イベント開催状況が記事の掲載時と異なる場合があります。ご利用時には公式HPなどで最新情報のご確認をお願いします。