東京都浴場組合の広報宣伝事業を手掛ける草隆社から、新刊『銭湯革命』1980円(税込)が登場。POD(プリント・オンデマンド)方式で、Amazonと三省堂書店(paypayモール店)にて7月27日(火)より発売中だ。
銭湯版のミシュランガイドブック
『銭湯革命』は、東京都浴場組合の公式ホームページ「東京銭湯」に掲載された記事を再編集したもの。一般に「衰退産業」と受け止められている公衆浴場に起きはじめた変化の潮流を、浴場オーナーの心中とともに様々な角度から伝えている。格好の銭湯ガイドブックであり、新しいネタが見つかるツウの虎の巻でもあり、銭湯を知らない人が出会ったなら人生が変わるきっかけになるかもしれない一冊だ。
革命の旗手的銭湯26軒を掲載
同書に登場する銭湯のほとんどは、2017年の公募で5.3倍の難関を経て選ばれた、東京都浴場組合が公認した銭湯好きのボランティア記者「銭湯ライター」が取材している。
同書では、「ブルワリーとホテルの併設を目指すスタイリッシュ銭湯」「アメリカ育ちの4代目による湯上がりピザが楽しめる銭湯」など、革命の旗手的銭湯26軒を掲載。
40代、50代の若手銭湯経営者は企業に就職するなどワンクッション別の社会経験を積んだ後に店を継ぐケースが多くなっており、銭湯の中にずっといたのでは見えない世の中の新しいニーズをとらえ、それを継いだ店の経営に生かすことによって、若いユーザーを引き付ける「エキサイティングな空間」を実現しているという。
また、昨今のサウナブームを上手に取り入れている銭湯もたくさん紹介されている。
銭湯の個性を見極め、業界の「銭湯革命」状況を陰で演出したのは、銭湯のリサーチや企画などを行い、都内で17軒の銭湯を設計した建築家の今井健太郎氏。
今井氏が手がけた銭湯のうち5軒も紹介されており、「あとがき」に代わる寄稿も同氏が担当している。
記念品付きの部数限定特別販売も
同書の発売を記念して、100部限定で、1部1700円[1425円(税込)+送料275円]の特別価格での販売を実施。記念品として、銭湯の公式キャラクター・ゆっポくんの非売品シールが同封される。購入は「ゆっポくんストア」から。なくなり次第終了となるので、興味のある人はお早めに!