学研プラスは、8月26日(木)に書籍『SDGsで見る 現代の戦争』を発売する。
第二次世界大戦後から現在までの戦争。その原因、経過、結果をSDGsの視点から分析し、戦争を予防して止める方法を探っていく。
より良い未来をつくるための17個の目標「SDGs」
テレビやネットのニュースでよく聞く「SDGs」。“なんだか難しそうで、よくわからないけど、何かいいことなんだろうな?”という人も多いかもしれない。
SDGsは「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)」という英語の略。「このままでは地球を次世代に受けつぐことはできない」という危機感のもとに、2015年9月に国連で採択された、2030年までにより良い未来をつくるために決まった17個の目標のことだ。
SDGsと戦争
貧困や飢え、不平等、不健康、環境汚染など多くの問題が、現在進行形で世界中にあり、そうした問題を解決するための目標がSDGsであるが、達成をさまたげる大きな要因のひとつが戦争だ。
戦争は多くの人の命を奪うだけではなく、貧困をもたらし、不平等を推し進め、環境を破壊する。
しかし、SDGsを達成することで貧困や差別、環境問題などが解決に近づけば、戦争の原因を減らし、予防することもできるようになる。
学び、実践につなげる構成に
同書では、読者がなぜ戦争が起きるのかを知り、そしてSDGsを通じてその解決について考え、実践につなげる構成になっている。
1章では、湾岸戦争、コンゴ内戦、ナイル川の水紛争、シリア内戦、アフガニスタン紛争をテーマに、なぜ戦争や争いが起きたのか、なぜ問題が続いているのか、どのような影響を後世に残したのかを知り、SDGsの観点から分析し、問題の解決に何が必要かを提示する。
2章では、世界各地の戦争、紛争、争いを解説し、1章で得られた知見をもとに考える内容になっている。
『SDGsで見る 現代の戦争』は、6,600円(税込)。監修は、伊勢﨑賢治氏・関正雄氏。