地域の関係人口を創出するマッチングサイト「おてつたび」が、「せとうちファンづくりプロジェクト」と連携し、尾道市瀬戸田で「瀬戸田柑橘」収穫等のお手伝いをする若者を募集。募集開始は10月15日(金)から、実施期間は11月27日(土)~12月15日(水)。
尾道市瀬戸田地域の「農繁期で人手不足に悩む柑橘農家」「観光の閑散期であるゲストハウス」と「地域や農業に関心のある若者」をマッチングさせることで、農業と観光双方の地域課題を解決するモデルに取り組む。
「お手伝い」×「旅」
「おてつたび」とは 「お手伝い」と「旅」を組み合わせた造語で、日本各地の素敵な地域へ行く人が増えて欲しいという想いから生まれたサービス。地域の困りごとをお手伝いする事により報酬を得ながら旅行をする事が可能なため、地域にいく際のボトルネックになりがちな旅費を軽減する事が可能となっている。
せとうちファンづくりプロジェクト
「せとうちファンづくりプロジェクト」は、瀬戸内の中心に位置する竹原市、三原市、尾道市の3市とJR西日本が行っているもので、地域外からの多様なファンづくりと、様々な形での地域との関係性を強化する取り組みを通じ、地域の課題解決につなげることをめざしている。
ゲストハウスに宿泊しながら農家のお手伝い
尾道市瀬戸田地域は、島の約半分が傾斜地で日当たりが良いこと、年間の降水量が少ない温暖な気候であることが柑橘類の栽培に適しており、「せとだエコレモン」などの国産レモン生産地としてその名を知られている。澄んだ青い海からの潮風に、柑橘の爽やかな香りを感じられるのも魅力のひとつだ。
今回は、11月~2月の農繁期の人手不足が課題となっている瀬戸田地域の柑橘農家と、地域・農業に関心のある若者をマッチング。JA三原柑橘事業本部が農繁期の人手不足に悩む複数の農家を取りまとめ、2週間程度の募集期間を用意し、「おてつたび」期間中の滞在場所をゲストハウスに設定した。長期滞在することにより、ゲストハウスや近隣の土産物屋、飲食店など地域経済の活性化にも繋げる。
参加者は宿泊費を抑えて滞在することができ、柑橘農家のお手伝いの報酬も得られるため、リーズナブルな旅が可能となっている。
詳しい情報については、「おてつたび」公式ホームページで確認を。