北阿蘇観光会議(小国町・南小国町・産山村)では、北里柴三郎博士の新紙幣肖像画への採用を受け、北里柴三郎博士ゆかりの地を巡るスタンプラリー&季節を楽しむフォトコンテスト開催する。
北里柴三郎博士
日本が誇る世界的な細菌学者北里柴三郎氏は、嘉永5年(1853)庄屋北里惟信の長男として北里村(現小国町北里)に生まれた。明治4年(1871)熊本医学校に学び、さらに東京医学校(現東京大学医学部)に進み、卒業後、内務省衛生局に勤務、国の留学生として結核菌の発見者であるドイツのローベルト・コッホに師事。ここで貴重な研究業績を次々に発表、なかでも、破傷風菌の純粋培養の成功(1889)と血清療法の確立(1890)は前人未踏のもので、世界の医学界にその名をとどろかせた。
帰国後、福沢諭吉などの援助により、伝染病研究所を設立、わが国の近代医学に大きな足跡をとどめた。大正3年(1914)自力で北里研究所を創設、昭和6年(1931)死去するまで終生日本の公衆衛生、医学教育、医療行政の発展に貢献した。その偉業を讃えられ、2024年からの新千円札の肖像画に採用された。
5000円相当の特産品が当たる
そんな北里柴三郎博士の出身地である小国町と隣の南小国町・産山村の両町で、スタンプラリーがスタート。10月1日(金)~2022年1月31日(月)の期間行う。
同スタンプラリーは、北里博士ゆかりの地である北阿蘇地域のスポットを巡って応募すると、5000円相当の特産品が抽選で60人に当たるというもの。
スタンプスポットは道の駅小国ゆうステーション、南小国町総合物産館きよらカァサ、うぶやま牧場の3箇所。町村は違うものの、実は近く、3箇所を巡ることで北阿蘇地域を満喫してもらえるとうれしいという。
同時開催、北阿蘇フォトコンテスト
秋と冬をテーマに、ふだん気づかない、日常に埋もれた「北阿蘇(小国町・南小国町・産山村)」の新たな魅力を写真で撮り、応募するフォトコンテスト。入賞者には各地の特産品詰め合わせが当たる。草原にススキが広がる光景や紅葉、雲海やライトアップなど、秋冬の北阿蘇地域に写真を撮りに来て。同コンテストの期間は、10月1日(金)~2022年2月13日(日)まで。
詳細はwebマガジン「SMOMO」にて確認を。
気になる人は、スタンプラリー&フォトコンテストに参加してみて。