毎年好評のシリーズ公演「眠くならずに楽しめる能の名曲」。その名のとおり、“眠くならない”曲を選び、芸術監督のトークとともに楽しむ公演だ。
初心者でも飽きずに楽しめる選曲
今回、選んだ能の曲は「紅葉狩」。武将の平維茂による鬼退治を描いたスペクタクルな作品で、鬼が化けた美女の優美な舞が見どころの前半と、正体を現した鬼との激しい戦いが繰り広げられる後半との対比が鮮やかな人気曲。
狂言は、人間の女に恋をした鬼の人間くさい行動がほほえましい「節分」。いずれも、初心者でも飽きずに楽しめる選曲となっている。
ポイントを横浜能楽堂芸術監督が解説
今回も、上演前に公演をより楽しむためのポイントを横浜能楽堂芸術監督が解説。「怖い鬼 弱気な鬼」と題したトークでは、能と狂言に登場する「鬼」に焦点を当て、“眠くならない”曲の楽しみ方とあわせて能・狂言の新たな魅力を紹介。
また、関連企画として、「横浜能楽堂芸術監督による能楽入門講座」を開催。能を観るだけでなく、歴史などの概論や背景も知りたいという方向けの内容で、能楽堂の楽屋を案内するバックヤードツアーと特設展示見学付き。
「難しい」「眠くなる」だけではない能楽の楽しみ方と出会える公演と講座。何から観てよいかわからないという初心者から、あらためて名曲に親しみたい能楽ファンまで、幅広くおすすめできる内容だ。
横浜能楽堂普及公演「眠くならずに楽しめる能の名曲」は、12月11日(土)午後2時開演(午後1時開場)。
入場料はS席 4,500円/A席 4,000円/B席 3,500円でチケットは販売中だ。
チケット購入、その他詳細は「横浜能楽堂」公式サイトで確認を。
関連企画
関連企画「横浜能楽堂芸術監督による能楽入門講座」は、10月24日(日)14:00~15:30(受付13:30)に行われる。案内役は中村雅之氏(横浜能楽堂芸術監督)で参加費は、500円(40人・先着順)だ。
「横浜能楽堂芸術監督による能楽入門講座」の予約、その他詳細も「横浜能楽堂」公式サイトで確認できる。
99.9%「眠くならずに楽しめる能の名曲」をチェックしてみて。