悟空のきもちTHE LABOは、栃木県、日光市の小学3~6年生の兄妹が中心になり、脱ゆとりで重くなったランドセルを、体感83~94%軽く運べるスティックを発明。
夏休みを利用し、近隣の廃校で考案から3か月で開発し特許も申請、11月10日(水)より「さんぽセル」3,960円(税込)として事前予約を開始した。
5キロのランドセルが体感「約500g」に
同発明は、既存の国内すべての規格のランドセルに取り付け可能で、ランドセルをいつでもキャリー化できる2本のスティック。キャリー時の体感荷重は、ランドセル5キロ時で、体感「約500g」に軽減。
重いときは10キロを超え、成長期の健康被害の原因とも指摘されるランドセルは、いまだ多くの学校で置き勉さえ禁止されている。
実際の6年生が利用する8教科の教科書を比較すると、ゆとり教育中の2002年との比較で、現在「脱ゆとり」で教科書は大型化。合計の重さは約2倍という調査もあり小学生は苦しんでいるのが実情だ。
小学1年生の平均体重20キロで、通学で平均的なランドセルの重さ6kg。60㎏の大人に換算すると、立ってるのもつらい18㎏(2ℓペットボトル9本)の荷物に相当する。
自分たちで発明
同商品自体の重さは230gで軽量にこだわり通常はランドセルにつけたままでOK。
通学は旅行のようにキャリー型。スティック部分は収縮自在で、歩道橋や階段は、通常のランドセルとして背負える仕様にこだわった。置き勉禁止。脱ゆとりに苦しむ小学生たちが、自分たちで楽を手にした。
任天堂Switchが欲しい!がきっかけ
同発明のきっかけは、子ども達に廃校の小学校を遊び場として開放するSMYLHへ小学生たちが雨の日の遊び場がなく「任天堂switchが欲しい」とおねだりしたこと。「自分たちで買ってみれば?」と伝え、悟空のきもちTHE LABOの大学生たちが協力し、夏休みに商品開発を教えたら、いきなり特許商品できたというスピード劇だ。
「さんぽセル」の消耗のあるタイヤ部分は、交換式で長期間快適に使える。また、同商品の発送および発売は、2022年1月予定している。
同商品の収益の一部は、廃校の遊び場への活用に利用する。
予約、その他詳細は「さんぽセル商品ページ」にて確認を。
気になる人は、小学年生が中心となって発明した「さんぽセル」をチェックしてみて。