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『天、共に在り~アフガニスタン三十年の闘い』の電子書籍が発売開始

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NHK出版は、医師・中村哲氏の命日である12月4日(土)に、自伝『天、共に在り』の電子書籍を発売した。中村氏の貴重な証言録となる新刊『わたしは「セロ弾きのゴーシュ」』も発売中だ。

『天、共に在り』の電子書籍版

かねて多くの読者や各電子書籍ストアより要望があった、『天、共に在り』の電子書籍版が配信開始となる。

1984年よりパキスタン、アフガニスタンで支援活動を続け、2019年に凶弾に倒れた医師・中村 哲氏。

治療のために現地へ赴いた日本人の医師が、なぜ1600本もの井戸を掘り、25.5キロにもおよぶ用水路を拓くに至ったのか?

「天」(自然)と「縁」(人間)をキーワードに、その数奇な半生をつづった、中村氏初の自伝だ。多くの人から共感の声が届き、累計発行部数10万部を超えるベストセラーとなっている。書籍の価格は1,760円(税込)。

4日に発売された同電子書籍は、Amazon Kindle、楽天kobo、honto、紀伊國屋書店Kinoppy、Google Play ブックス、Sony Reader Storeで購入できる。なお、電子書籍の価格はストアにより異なる。

中村氏の心の内を知ることができる新刊も


10月25日(月)発売の書籍『わたしは「セロ弾きのゴーシュ」 中村哲が本当に伝えたかったこと』1,760円(税込)は、中村氏が出演したNHK「ラジオ深夜便」の6番組より、インタビューに答えるその肉声を再現したもの。

ハンセン病根絶計画から、空爆下の診療所開設と水源確保事業、そして用水路開通まで。「長年の活動の原動力は何でしょうか?」という問いに対して、中村氏は自らを、宮沢賢治の童話の主人公「セロ弾きのゴーシュ」にたとえた。同書には、本人が執筆したらおそらく触れなかったと思われる感慨や本音が随所に表れている。

自身について多くを語らなかった中村氏の心の内を知ることのできる貴重な証言を盛り込んだ一冊だ。

気になる人は、電子書籍化された『天、共に在り』と新刊『わたしは「セロ弾きのゴーシュ」』を併せて読んでみては。

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