横浜髙島屋7階美術画廊では、「上田薫・葉子展-35年の現在(いま)-」を12月22日(水)~28日(火)の期間、開催する。
上田薫・葉子展-35年の現在(いま)-
スーパーリアリズム絵画では、誰もが知る上田薫氏、日本を代表するキルト作家・葉子夫人、2人はこれまでの歩みのなかで互いに支え合い刺激を受けながら、創作の原動力としてきた。
近年は図鑑からインスピレーションを受けて描かれた生き物などの作品や葉子夫人が撮影した写真をもとに、二人の姿が写り込んだものや日常の何気ないモチーフがある。現在の上田氏は自然や時間を精密に描く事だけでなく、自分自身また夫婦として生きてきた現在を描くことで更なる進化を遂げている。同展を通して上田夫婦の35年の歩みを紹介する。
上田薫
上田薫氏は、1928年東京都出身。1954年東京藝術大学絵画科油画専攻を卒業後、アンフォルメル絵画の影響をうけた作品を発表するも、1970年頃より写実絵画を中心に描くことになる。以来、中学・高校の美術教科書に掲載されるほどの圧倒的な個性と存在感で鑑賞者を魅了しつづける作品を描くこと約半世紀。90歳を超えた今現在でも精力的に制作を続けている。
作品は“「ポットの2人」キャンバス・油彩 6 号F 2019”や、
“「なま玉子E」紙・アクリル180×128mm 2018”など。
葉子夫人
葉子夫人は、函館出身。1986年女子美術大学芸術学部芸術学科卒業。同年画家の上田薫氏と結婚。結婚後キルトを始める。キルトにおける配色、デザイン、ミシンテクニックを独自に研究、指導も行う。作品は、ヒーリングアートとしても使われていて、医療施設やパブリックスペースなどでも用いられている。近年は簡単に取り組めるサスティナブルなソーイングや、キルトを気楽に楽しめるソフト作り、人材育成に力を注いでいる。
作品は“「Bloom」224×241㎝ 2020年”や、
“「ヒラケゴマ」200×200㎝ 2014年”など。
興味のある人は「上田薫・葉子展-35年の現在(いま)-」へ訪れてみて。
■上田薫・葉子展-35年の現在(いま)-
会場:横浜髙島屋7階美術画廊