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縄文時代の魅力を深掘り!第4回とよはしシンポジウム「縄文時代の魅力を探る」開催

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第4回とよはしシンポジウム「縄文時代の魅力を探る」が、1月29日(土)に開催される。

縄文時代の遺跡が多く残る豊橋市


愛知県豊橋市には、三河湾に面した牟呂地区の貝塚群をはじめ、多くの縄文時代の遺跡が残っている。同シンポジウムでは、豊橋の縄文時代の遺跡と考古資料に焦点を当てて全国的な視点から講師の先生に講演してもらい、トークセッションを行う。

牟呂地区の巨大貝塚


豊橋市牟呂地区には、ハマグリの貝殻でできた巨大貝塚が点在する(牟呂貝塚群)。貝塚からは日常生活で使われた道具はほとんど見つかっておらず、周囲では集落跡は見つかっていない。その代わり、数多くの炉跡が見つかっている。このことから、牟呂貝塚群はハマグリを煮て加工するための特殊な貝塚群であると考えられている。縄文人たちは、ハマグリの身を乾燥させ、干し貝に加工したことだろう。海水で煮て作った干し貝には塩分が豊富だ。縄文人にとっては、貴重な塩分供給源だったのかもしれない。


シンポジウムでは、貝塚から採取した貝層サンプルの分析を基に、動物考古学の立場から、東海大学海洋学部准教授の丸山真史氏に話をしてもらう。

このほか、縄文時代の代表的な石器の材料・黒曜石の流通について黒曜石原産地研究の第一人者である明治大学黒耀石研究センター特任教授の池谷信之氏に、土偶や石棒などの非実用品に現れる縄文人のココロについて中部大学講師の長田氏に、それぞれ話をしてもらう。

豊橋の縄文時代の魅力

豊橋市にはさまざまな縄文時代の遺跡があり、遺跡からわかることもたくさんある。シンポジウムの締めくくりのトークセッション(討論)では、土偶女子・文筆家の譽田亜紀子(こんだあきこ)氏を司会に迎え、講師たちが豊橋の縄文時代の魅力を深掘りする。

同シンポジウムの定員数は先着300人で、事前申込は不要だ。

関連イベント

また、関連イベントとして、第18回土偶研究会豊橋大会「東海の土偶」、美術博物館コーナー展示「豊橋の縄文時代」を開催する。

興味のある人は、第4回とよはしシンポジウム「縄文時代の魅力を探る」と関連イベントをチェックしてみて。

■第4回とよはしシンポジウム「縄文時代の魅力を探る」
開催日時:1月29日(土)13:00~16:45
会場:豊橋市公会堂

■第18回土偶研究会豊橋大会「東海の土偶」
開催日時:1月30日(日)13:00~16:30
会場:豊橋市公会堂
定員:当日先着300人(事前申込不要)

■美術博物館コーナー展示「豊橋の縄文時代」
開催期間:1月15日(土)~2月13日(日) 月曜日休館
場所:豊橋市美術博物館 1階ラウンジ

※新型コロナウイルスの影響により、内容を変更することがある。

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