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特別展「川内倫子とやまなみ工房の風景」大阪府・東大阪市民美術センターで開催

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写真家の川内倫子氏の写真と、障害者福祉施設「やまなみ工房」で製作された作品を展示する特別展「川内倫子とやまなみ工房の風景」が、2月11日(金)~3月13日(日)の期間、東大阪市民美術センターにて開催される。

「やまなみ工房」の日常を撮影した川内氏

川内倫子氏は、1972年、滋賀県生まれ。2002年に第27回木村伊兵衛写真賞、2009年に第25回ICPインフィニティ・アワード芸術部門を受賞するなど国際的にも高い評価を受け、国内外で数多くの展覧会を行っている。


2018年からは、約1年半をかけて、滋賀県甲賀市にある障害者福祉施設「やまなみ工房」の日常の風景を撮影。


たねやグループ発行の冊子『ラコリーナ』14号にて発表されたそれらには、「やまなみ工房」での日々の生活ばかりでなく、国内外から評価を集めるアール・ブリュット作品の制作風景が捉えられている。


「やまなみ工房」は、1986年に開設された、滋賀県甲賀市にあるアートセンター&福祉施設。陶芸や絵画、刺繍など、5つのグループに分かれて創作活動を精力的に行い、各々が素材や表現方法を選び、独自の表現を探っている。ファッションブランドとのコラボレーションども行うほか、2018年には同施設での創作活動に着目したドキュメンタリー映画「地蔵とリビドー」が全国各地で公開されるなど、多方面から注目を集めている。

トークイベントや映画観賞会も開催

同展では、川内氏の写真と「やまなみ工房」で制作された作品を展示するほか、トークイベントも開催される。

2月11日(金)には、川内倫子氏・丹治史彦氏(信陽堂編集室)を迎えたトークイベント「写真家、川内倫子が捉えたやまなみ工房」、2月13日(日)には、山下完和氏(やまなみ工房施設長)・濵崎紀美氏(若草会職員)・川口彩氏(若草会アート講師)を迎えたトークイベント「障害者施設における芸術支援」が行われる。

そのほか、映画「地蔵とリビドー」鑑賞会や学芸員によるギャラリートークなども予定されている。関連イベントは、事前申込が必要なものもあるので、詳細は東大阪市民美術センター公式サイトにて確認を。

同展を訪れ、川内氏のあたたかなまなざしと透明感のある作風を通して障害のある人による芸術活動に触れて、さまざまな属性の人との共生やインクルーシブな社会の実現について考えてみては。

東大阪市民美術センター公式サイト:https://hos-higashiosaka-art.com/

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