タオル美術館グループが、初のタオルリサイクル事業『REBORN COTTON(リボーンコットン)』プロジェクトを始動した。
資源を無駄にしない取り組みを実施
タオル美術館グループは、“常に人々の心の豊かさと生活文化の向上に貢献する”を経営理念に掲げ、環境保全への取り組みはもちろんのこと、安全で健康的な社会の実現と人々の幸せに貢献できる企業活動を追求、促進。自社工場における水やエネルギーの使用量、廃棄物の焼却量や温室効果やガス排出の削減を積極的に行ってきた。
2019年には製造工程におけるCO₂の排出量6.4%の削減を実現した「5ツ星クオリティ」製法を開発し、2020年には製造工程で発生する排水中の染料量を大幅に軽減したタオル「MiRAi(ミライ)」を展開。
資源を無駄にしないという観点からは、残糸を使用した商品開発や使用済みタオルのアップサイクル提案なども行っている。
タオルをリサイクルしてCO₂削減に貢献
そんな同グループが、このたび『REBORN COTTON』プロジェクトを始動。カーボンニュートラル実現に向けてサーキュラーエコノミー(循環型経済)を支える事業を推進する豊田通商と協業し、本格的なタオルのリサイクル事業を開始することとなった。
同プロジェクトでは、使用済みタオルをリサイクルすることで廃棄処分量を減らし、CO₂削減に貢献する。
回収したタオルから再生糸が誕生
タオルの回収は、4月より順次、全国に展開する直営店舗や百貨店インショップなどに紙製の回収ボックスを設置する他、
全国のショッピングセンターや福祉施設などを移動販売車にて訪問し実施。
回収された使用済みタオルは、タオル製造工程で出る廃材などとともに様々な工程を経てバージンコットンとブレンドし、『REBORN COTTON』が誕生するという仕組みだ。
再生糸使用の「生まれ変わるタオル」を販売
この再生糸『REBORN COTTON』を緯糸(よこいと)に使用したタオルは「生まれ変わるタオル」となり、『REBORN COTTON』 ロゴの下げ札を付けて、4月頃より販売。不要となったタオルが廃棄されずに再生され、再び利用者の元に戻ってくる。
なお、『REBORN COTTON』タオルは、2月8日(火)~10日(木)の期間、東京ビッグサイトにて開催される第93回東京インターナショナルギフト・ショーをはじめ、外部展示会にも出展する。
使用済みタオルの回収や、生まれ変わったタオルの購入を通し、環境保持に貢献してみては。