神戸市の白鶴美術館で、3月5日(土)から2022年春季展覧会が開催される。
陶磁器の名品、絨毯を大公開!
同館は、中国陶磁器の所蔵館として世界的に知られている。今回は、「モノクローム」と「色絵」という色彩の対照性に着目して54点の陶磁器等を展示し、漢時代から清時代までの奥深い中国陶磁史について紹介する。
また、4月23日(土)からは、絨毯専門の美術館である新館でも「メダリオンデザイン」と「総柄文様」の対照性に焦点を当てて、ペルシアの絨毯計22点を展示し、その幅広い文様世界について紹介。
主な展示品を紹介
主な展示品は、中国・北宋時代 磁州窯で、世界的に知られる逸品、モノクローム作品の代表“重要文化財 白地黒搔落龍文梅瓶(しろじくろかきおとしりゅうもんめいぴん)”や、
中国・明時代 景徳鎮窯で精緻な色絵作品“五彩武人図有蓋壺(ごさいぶじんずゆうがいこ)”、
20世紀初期、長さ3m超の迫力ある総柄文様絨毯“セムナーン ペルシア北部”などが登場する。
開催概要
同展示では、本館にて「中国陶磁編」、新館にて「ペルシア絨毯編」を開催。開催期間は本館が3月5日(土)~6月5日(日)、新館が4月23日(土)~6月5日(日)。休館日は、毎週月曜日で、3月21日(月)は開館、3月22日(火)は休館となる。
入館料は、大人/800円、大学・高校生/500円、中・小学生/250円。65歳以上は500円、大人・大学・高・中・小学生団体20名以上は2割引となる。
また、3月5日(土)~4月22日(金)は、新館休館のため本館のみの入館料となる。新館休館中の入館料は、大人600円、大学・高校生400円、中・小学生200円。65歳以上は400円、大人・大学・高・中・小学生団体20名以上は2割引となる。
会期中には、講演会やワークショップなど、来館者が自由に参加できる各種イベントも開催するそうなので、そちらも併せてお楽しみに。
【展覧会に伴うイベント】
・講演会「磁州窯のやきもの」/5月5日(木) 午後2時~3時30分
・文化財特別講座「工芸品を守り伝える-保存と公開とのはざま-」/4月29日(金) 午後2時~3時30分
・新館レクチャー「ペルシア絨毯の多様な文様について」/4月23日(土) 午後2時~3時30分
・ワークショップ「クルッと反転! 紙が要のミニ屏風」/5月1日(日)、8日(日)、15日(日)、22日(日)、29日(日)午後1時~3時
・ア-ト・ト-ク「宋の陶磁器、明の陶磁器」/6月5日(日) 午後2時~3時30分
・スライド解説「展示品の魅力」/3月6日(日)・20日(日)、5月14日(土)・28日(土) 午後2時~3時
■白鶴美術館
住所:神戸市東灘区住吉山手6-1-1
白鶴美術館HP:https://www.hakutsuru-museum.org/museum/