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登山地図GPSアプリ「YAMAP」に、登山ルートの通行量を太さで表示する機能が登場

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登山地図GPSアプリ「YAMAP」では、登山地図に表示するルートである“赤い線”の太さを変えて、「登山者が多いルート」と「登山者が少ないルート」を区別しやすい機能を、3月28日(月)に実装した。

登山を楽しく安全にするアプリ

「YAMAP」は、電波が届かない山の中でも、スマートフォンのGPSで現在地と登山ルートがわかる、登山を楽しく安全にするアプリ。山行の軌跡や写真を活動記録として残したり、山の情報収集に活用したり、全国の登山好きと交流することもできる、日本最大の登山・アウトドアプラットフォームだ。

コロナ禍で登山初心者や単独登山者が増加

コロナ禍でも密を避けるレジャーとして人気のあるアウトドア。気軽に近くの低山に入山する登山初心者や、密を避けて単独で登山する人も増えている。一方、警察庁生活安全局生活安全企画課の「令和2年における山岳遭難の概況」によると、外出を控える傾向であったコロナ禍でさえも遭難人数は年間約3000人で、ほとんど変化がなかった。

登山者が少ないルートでは、道が荒れていたり不明瞭だったりして道に迷いやすく、万が一の遭難時に人に気付かれにくい傾向がある。「YAMAP」ユーザーからも「整備済の登山道と、整備が行き届いておらず登山者の少ない登山道を、地図上で分かるようにして欲しい」という声が寄せられていた。

ルートごとの通行量を算出する仕組みを開発

そこで、登山者が通った軌跡のビッグデータを分析することで、ルートごとの通行量を算出する仕組みを開発。今回は、ルート通行量の度合いを把握できる最新情報を盛り込んだ登山地図の提供を開始する。

また今後は、マイナールートの情報も充実させ、ITを活用した次世代登山地図に進化させていく予定だという。

登山ルートの通行量が地図で分かる


これまでも、一般の登山道を赤い実線、上級者向け登山道を点線、加えて注意箇所・危険箇所・進入禁止などの情報を地図上にマークで表示してきたが、今回は線をさらに細分化。登山者が多いルートは太く、少ないルートは細く表示し、太さを3段階に分けることで、登山ルートの通行量を可視化できるようにしている。

通行量は、「YAMAP」に寄せられる活動データから直近1年間の通行量を集計し、通行人数に応じてルートを3段階で表示して毎日更新。登山者は登山計画を立てる際や登山中にも、通行量を把握した上で登山ルートを選ぶことができる。

アプリ地図は再ダウンロードで反映され、WEB版は3月29日(火)に実装となる。

事前にルートを確認して登山計画を

なお、ルートの通行量はあくまで「どれくらいの登山者がそこを通過しているか」の客観的データであり、太いルートがすべて安全というわけではない。例えば、多くの登山者が歩いていても「前日の雨で登山道が崩れている」「岩場で崖の近くしか歩ける場所がない」など、危険なルートはあるため、必ず自身やグループの登山経験を踏まえて事前のルート確認をしたうえで登山計画をたてるようにしよう。

登山計画をしっかり立て、「YAMAP」の情報も参考にして、安全な登山を楽しんでみては。

YAMAP HP:https://yamap.com/

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