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桜咲く春のお祝いに!調色加工をしない“ピンク色”のあこや真珠養殖に成功

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ジュエリーブランドSEVEN THREE.(セブンスリー)から、コレクション『百花-HYAKKA-』の新色「ロゼ・ペルル」が登場。“さくらの日”である3月27日(日)に、満を辞して発表された。

染めた核で真珠を育てた「ロゼ・ペルル」

一般的に流通されているピンク色の真珠は通常、完成した真珠に調色加工をすることで製造されている。


しかし、SEVEN THREE.の「ロゼ・ペルル」は、完成後に調色加工ではなく、染色した核を母貝に入れ、そこに真珠層が巻くことで色が表れるのが特徴。

「ロゼ」が完成するまで、ディレクターの尾崎氏と、三重県・伊勢志摩で真珠養殖をしている尾崎氏の祖父が2年の歳月を費やし、ともに研究を行ってきた。

光の反射によって現れる真珠独特の干渉色


ピンク色の真珠を育てる際、通常は白色の核を挿入しているが、


「ロゼ」は、ピンクに染色した核を挿入する。


本来、何も手を加えずにここまで自然に発色することはなく、「ロゼ」の真珠たちは、核にひと手間を加えた後、真珠自身が作り出した色。染めた核に真珠層が巻き、光の反射によって現れる真珠独特の干渉色が魅力のひとつだ。

フランス語でロゼは「バラ色」ペルルは「真珠」を意味する言葉。真珠たちの仕上がりを見て、ロゼシャンパンの色に見えたことから「ロゼ・ペルル」と命名したという。

個性を生かした新しい色合いの真珠

SEVEN THREE.はもとより、真珠一粒ずつの形や色を加工することなく、ありのままの姿を“自然の造形美”として大切にしてきたブランド。


いびつな形の真珠を「金魚真珠」として商品化したジュエリーは、地方初 2021年ヒット商品ベスト30にランクインし、日経トレンディ2021年12月号に掲載されるなど、大ヒットした。

同ブランドが、真珠の個性を生かしたまま、少しだけ手を加えて新しい色合いの真珠を養殖できないか…と考え、辿り着いたのが“核そのものを染色をする”方法。業界でも、この研究に成功し商品化することは非常に珍しいことだそう。

色づき方は千差万別に!


母貝に挿入する核の色は全て同色のピンクだが、真珠層が核に巻きついていく過程で、色づき方は千差万別に。原色に近いままの濃さで生まれる真珠もあれば、淡く染まったもの、綺麗なグラデーションになる真珠もある。

また、染色された核を挿入することで、真珠層がうまく生成されなかったり、母貝が核を吐き出してしまうこともあり、「ロゼ・ペルル」は生産量に限りがあるため、今誕生している約1,500粒が完売次第今期は終了となる。

次の登場は、順調に育てば来年春を予定しているという。

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