4月24日(日)、足立区の銭湯25軒で「萩夏みかん湯」が実施される。山口県萩市の夏みかん農家・末永正明さんと足立区浴場組合が連携。
規格外または余剰農産物を購入して、東京の銭湯に季節の香りを届ける、環境にもやさしい企画だ。
夏みかんキャンディのプレゼントも
同企画では、高齢者や子どもは特別入浴料で入浴できるほか、先着順で、萩直送の夏みかんキャンディのプレゼントもある。
なお、足立区の銭湯ではほぼ毎月、旬の柑橘類を使った香り湯が実施されている。
銭湯といえば足立
「銭湯といえば足立」ともいわれるほど、足立区は23区4位と銭湯が多く、特徴のある銭湯の多さ、ユニークな企画でも有名だ。
農薬を使わない夏みかん
4月は、山口県萩市の農家・末永正明さんの夏みかんを使った香り湯。農薬を使用せず、昔からの農法を続けている実直な農家の三代目で、全国各地にファンがいる。
萩市の夏みかんの栽培風景は、環境省の「かおり風景100選」にも選ばれたことがあるほど。
萩の夏みかんは、香り、味ともに、高く評価されている。
農薬を使用しない夏みかんなので、湯船に入れても安心だ。
山田知孝支部長のコメント
東京都浴場組合足立支部の山田知孝支部長は「旬の食べ物、旬の香りは、からだに良く、気持ちをリラックスさせてくれます。足立区の銭湯では『旬』を皆さんにお届けしたいと、3年前から『香り湯プロジェクト』をはじめました。全国の農家さんとコラボして、ほぼ毎月、旬の柑橘類を使った香り湯を実施しています。ぜひ銭湯に来て日頃の疲れを落としてください」と語っている。
香り湯プロジェクト
全国の農家と連携し、SDGsや農家支援の観点でも取り組む「香り湯プロジェクト」が実現できているのは、足立区で活動する『古民家「野菜日和」/ ひとつやねのした』代表の老沼裕也さんの協力によるという。同氏さんは全国の農家とつながりを持ち、地方と都市をつなぐ活動をしている。
先着順で、萩直送の夏みかんキャンディもプレゼントしてもらえる「萩夏みかん湯」を楽しんでみては。
■萩夏みかん湯
日時:4月24日(日)各銭湯の営業時間
場所:足立区内の銭湯25軒(休業中2軒をのぞく全銭湯)
特別入浴料:65歳以上240円(通常480円)、小学生100円(通常180円)、乳幼児50円(通常80円)
「銭湯といえば足立」URL:http://adachi1010.jp/