京都で宿泊・コワーキングスペース運営・旅行事業などを手掛ける「ニシザワステイ」が、京都に住まう人々や旅行客、そして京都の事業者が交流し、情報交換・発信などができる観光複合施設「SIGHTS KYOTO(サイツキョウト)」の運営を、4月21日(木)よりスタートした。
築100年以上の京町家をリノベーション
京都五花街のひとつ宮川町に完成した「SIGHTS KYOTO」は、築100年以上の京町家をリノベーションした、バー&カフェや観光案内所・コワーキングスペース・物販スペースなどからなる複合施設。
京都観光の中心地である祇園と鴨川の間にあり、ビジネス目的や観光目的で京都を訪れる人にとっては、仕事や観光プランを立て出かけていくための拠点として。
また、京都に住む人々にとっては、日常づかいできる仕事場・バー&カフェとして機能している。
住民と観光客が交流できる拠点
これまで、観光客にとっての京都は「観光スポットを訪れるだけ」だったのではないだろうか。
同時に、京都の人々にとっての観光客は「ただすれ違うだけのお客さん」という認識であることがほとんどだという。
「SIGHTS KYOTO」は、この互いが持っている距離感を埋め、互いに交流し・リスペクトし合う関係性のなかで新しい価値を生み出すことで、京都の観光を未来に向けて持続可能なものへと発展させていくことを目的として作り出された。
フリーアドレス制のコワーキングスペース
施設の全サービスは、観光客・地元の誰もが利用可能だ。
2・3Fにある、全席フリーアドレス制のワークスペース『Workspace』では、月額会員の地元の人と、ドロップイン利用の他地域の人が机を並べて仕事をすることも。
予約制のミーティングルームや、ロッカー・郵便ポスト・プリンターなども完備されている。利用料金の詳細は、同施設の公式サイトで確認できる。
観光案内所併設のカフェ&バー
1Fの『Kyoto guide bar』は、ビールや日本酒、コーヒーなどのドリンクに加え、京都らしいつまみなどを取り揃えたバー&カフェ。
このスペースを活用して、京都の事業者や職人がカウンターに立ち、酒を飲みながら商品の魅力を語るイベントなども開催される予定とのこと。
さらに、バーの一角には観光案内所が設けられており、京都に精通したコンシェルジュによる京都の観光地をめぐる行程のアドバイスや、京都に暮らしたい人への移住支援も展開している。
京都を訪れた時は、たまたまそこに居合わせた観光客と地元の人が、友人のように交流できる「SIGHTS KYOTO」を利用してみては。
SIGHTS KYOTO:https://sights-kyoto.com/