ロスゼロが、神戸阪急と共同で食品ロスを削減するSDGsコラボ店舗販売イベントを5月11日(水)~17日(火)の期間に開催する。
関西の「より豊かな暮らし」を支え続けてきた阪急で「もったいない」食品に光をあて、心豊かにエシカルな買い物を楽しんでもらいつつ、食品ロスの削減を目指すという。
ポジティブな消費行動に
ロスゼロのブースでは、食品と共に「ロスになった理由」が明記され、消費者に丁寧な説明が行われる。取扱ブランドのイメージ棄損を避けるとともに、同店内で販売されている食品と競合しないよう、割引率の表示はせず、イベントの社会的意義やコンセプトを明確に打ち出すという。
イベントをきっかけに、日本の食品ロスという社会課題を、楽しく美味しくちょっと手頃にポジティブな消費行動へ変えていくとのこと。
削減したロス食品数は累計65,000点を突破
ロスゼロストアは、2020年10月大丸心斎橋店から始まり、大丸神戸店、そごう横浜店、西武池袋店、日本橋三越本店でのイベントを行い、SKU単位で合計65,000点以上の食品を百貨店の場から消費者に届けている。
今回で累計75,000点の削減を目指すという。
地球とお財布に優しい、5方よし
ロスゼロストアは、5方の「よし」を実現している。1つ目は地球に優しいこと。食品廃棄の焼却処分を避け、CO2の発生を抑制する。2つ目は消費者の財布にも優しいこと。手頃に美味しいものが楽しめ、食べるだけで社会貢献ができる。
3つ目は、食品提供会社としても新しい販路を確保でき、廃棄コストを減らすことができる。4つ目は、神戸阪急が食品ロス削減に向けた企業として、ESGの取り組みを加速できること。5つ目は、ロスゼロがもったいない食べ物と消費者の橋渡しとなり、食品ロスの啓発につながることだ。
アップサイクルチョコレートなどが登場
販売商品例は、未利用となった高級チョコレートで作ったアップサイクルチョコレート『Re:You(りゆう)シリーズ』など。
商品例の『Re:You 気仙沼みなといちごチョコレート』は、東日本大震災後の復活を目指すいちご農家への応援と、食品ロス削減を同時に叶えるために、気仙沼市の規格外いちごと、未利用のチョコレートを使って新しい命が吹き込まれたチョコレートだ。気仙沼のいちご農家、気仙沼まち大学運営協議会、気仙沼市出身・在住のデザイナー、JTBとのコラボで開発され、規格外のいちごの形状をそのまま活かしたデザインとなっている。価格は2600円(税込)。
そのほかにもコロナ禍による観光客減少に影響を受けた全国の土産品、特産品宮城のえごま油、寝かせ玄米、京都の有名チョコレートブランドなどが並ぶ予定だ。なお、食品ロスは不定期・不定量で発生するため、販売品は開催期間中に何度も入れ替わる。
ロスゼロと神戸阪急のコラボで、食品ロスの削減に関心を向けてみては。
【イベント概要】
日程:5月11日(水)~17日(火)全日10:00~20:00
場所:神戸阪急 本館地階(B1)フードステージ