結婚相談所を中心に婚活事業を複合展開するIBJは、2018年名古屋銀行との業務提携を皮切りに、地域金融機関との提携を積極的に実施。地元企業における事業承継を支援することで、その先にある地域創生を目指しているという。
そんな同社が、業務提携する富山銀行と連携し、富山銀行の取引先企業へ向けた「結婚相談所開業セミナー」が開催された。
地域の婚活支援を強化し活性化に繋げる
M&A手法を活用した事業引継ぎ支援など、地域の活性化につながる取り組みを積極的に行っている富山銀行。
さらなる地方創生および人口減少問題への貢献を目的に、2020年3月にIBJと業務提携し、顧客企業の事業安定化サポートの一環として経営者、後継者の結婚相手探し、開業支援に努めているという。
地域に根差した結婚相談所の開業セミナーを実施することで、地域における婚活支援を強化し。活性化に繋げる狙いがあるとのこと。
多様な業種から参加者が集まる
富山銀行本店にて実施された同セミナーでは、取引先企業へ向けて「結婚相談所オーナーとはどういう仕事か」「事業意義」「多様化する働き方に対する順応性」のほか、地方ならではの集客や運営など、成功の秘訣が伝えられた。
同セミナーには、不動産、保険、運送、介護施設、ブライダルと多様な業種から参加者が集まったという。参加者からは、“結婚相談所は、若い世代にとってハードルが高いと考えていたが、年代問わず仕事に忙しくプライベートの時間を作れない人や出会いが少ない人は多く、需要が高まっていると感じた。”、“結婚相談所の事業としての魅力を感じた。”等の声が挙がっている。
主催者の富山銀行ソーシャル・ソリューション室・企画役補佐の藤田氏は、“結婚相談所事業と親和性のある業種は多く、取引先の社業とシナジーが期待される。人口増加等の地域貢献にもつながると考えている。”とコメントした。