2020年8月31日(月)に多くの人々に惜しまれつつ94年の歴史に幕を閉じた「としまえん」。1926年の開園~2020年閉園までのすべてを1冊にまとめた本『思い出のとしまえん』1,900円(税別)が、発売中だ。
思い出のとしまえん
大正15(1926)年に、現在の練馬区向山で開園した遊園地「としまえん」は、令和2(2020)年8月31日(月)、多くの人々に惜しまれつつ94年の歴史に幕を閉じた。
としまえんは、世界初の流れるプールや、日本初の本格的ダークライド「アフリカ館」の開設、
機械遺産となった世界最古級の回転木馬「カルーセルエルドラド」の移設、斬新な広告展開など、常に時代の最先端をいき、遊園地の楽しさを多くの人々に発信してきた。
同書はとしまえんのあゆみを、練馬区立石神井公園ふるさと文化館で開催された企画展「思い出のとしまえん」をベースに、ポスターや写真など、さまざまな資料からたどる。
掲載図版400点以上、ポスター40点以上掲載
同書には、掲載図版は400点以上、一世を風靡したポスター40点以上掲載している。
また、としまえん最後の事業運営部長・内田弘氏の講演会「乗り物から振り返る『としまえん』」も収録。この講演は遊園地などの娯楽産業に携わる人には必読の文章。小宮佐知子氏による「遊園地の歴史にみる豊島園の開園」では、遊園地の成立事情やその実態をつぶさに描き出す。
としまえんを愛するすべての人に。遊園地とは何かということを考えたいすべての人に。「思い出のとしまえん」を手に取ってほしい。
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