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凸版印刷がメタバース上に美術館を構築する「MiraVerseミュージアム」を開発

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凸版印刷は、メタバース上に高精細な美術館/博物館を構築するサービス「MiraVerse(ミラバース)ミュージアム」を開発した。

MiraVerseミュージアム 広重を公開中


なお「MiraVerseミュージアム」の提供開始に先立ち、広重美術館をメタバース上に構築した「MiraVerseミュージアム 広重」を6月16日(木)より一般公開中だ。


広重美術館所蔵の浮世絵「東海道五十三次」や、貴重な歌川広重の肉筆画など、選りすぐった33作品を展示し、歌川広重が描き出した、美しい日本の風景をじっくり鑑賞することができる。

「MiraVerseミュージアム 広重」は、広重美術館のwebサイトにて無料で鑑賞できる。

MiraVerseミュージアム開発の背景

昨今の社会環境の変化に伴い、美術館/博物館において、リアル以外の新たな鑑賞のあり方が求められている。そのような中で同社では、建物/製品/アート/自然など、現実空間のあらゆるものを忠実に取り込んだ臨場感の高いメタバースサービス基盤「MiraVerse」を4月より提供しており、これを芸術鑑賞に活用。色味や質感を忠実に再現する作品のデジタルアーカイブや、アバターを介した双方向コミュニケーションの機能を活かし、ユーザーに新たな鑑賞体験を提供する。「MiraVerseミュージアム」の特徴を説明しよう。

現実空間では不可能な鑑賞体験を実現

同サービスでは、色や質感を高精細撮影・色彩計測などでデジタルアーカイブした作品のデータを、メタバース上で忠実に再現。ガラスケースが無いため、リアルの展示では味わえない実際に手に取ってみているかのような体験をすることができる。

名作を一堂に展示することも可能

繊細な版画作品は、保存のために常設されている例は少なく、複数の作品をローテーションさせながら展示していることが多い。しかし、同サービスでは名作を一堂に会して展示することで、作品間のつながりや作風の変化などを体験することができる。

また、日本語/英語で学芸員監修の作品解説を聴くことも可能で、海外の人や展示作品を詳しく知らない人でも楽しく鑑賞することができる。

ギャラリーツアーなどのイベントが可能

「MiraVerseミュージアム」では、アバターを介して、鑑賞者同士や学芸員と会話することが可能。これによって、学芸員によるギャラリーツアーなどのイベントの開催や友達同士のグループ鑑賞など様々なコミュニケーションの場を提供。

今後の展開

同社は、「MiraVerseミュージアム 広重」の展示作品を順次追加するとともに、デジタルコンテンツを活用した様々なサービスを展開していく。また他の美術館作品とのコラボレーション展示やギャラリーツアーなどのイベント開催により、美術館と鑑賞者、鑑賞者同士でのコミュニティの形成を目指し、現実空間の施策と連動させることで同サービスを地方創生に資するビジネス基盤として展開していくという。

さらに、同サービスを日本国内だけでなく世界中の美術館/博物館に展開させることで、鑑賞機会をあらゆる人々に届けるとともに、新たな鑑賞者との接点、集客を通じて美術館/博物館を支援できるビジネスの創造を目指すという。

現在公開中の「MiraVerseミュージアム 広重」を通じて、新たな鑑賞体験を楽しんでみては。

広重美術館公式HP:https://www.hiroshige-tendo.jp/

※本ニュースリリースに記載された商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。

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