里中満智子さんや吉田戦車さんなど、多くの漫画家を輩出している岩手県は、岩手のマンガ文化の振興と、マンガを活用して岩手の魅力を全国に発信する「いわてマンガプロジェクト」に取り組んでいる。
今回はそんな岩手県の、「第12回いわてマンガ大賞」コンテストと、岩手県知事責任編集のコミックをご紹介!
岩手を自由に思い描こう!「第12回いわてマンガ大賞」
現在、岩手県を題材にしたオリジナル作品を募集中の「第12回いわてマンガ大賞」コンテスト。募集部門は、ストーリーマンガなどの「一般部門」と、「1~4コマ部門」の2部門。
「一般部門」は4~24ページ、「1~4コマ部門」は2コマ、3コママンガも可。どちらもジャンルを問わず未投稿・未発表のオリジナル作品で、岩手を自由に思い描いたものであればOK。
賞金は、一般部門の大賞が10万円で、「コミックいわてWEB」及び単行本「コミックいわて」第12巻へ作品が掲載。その他、優秀賞、学生の部などがあり、一次審査通過作品を対象とした漫画編集者による作品添削があり、アドバイスを受けることができる。
「1〜4コマ部門」は、高校生以上の一般の部・最優秀賞が3万円。その他、優秀賞、中学生以下の部などがあり、受賞作品は、「コミックいわてWEB」に掲載される。
どちらの部門の応募は、郵送又はホームページの応募フォームから。締切は9月20日(火)必着となっている。
「第12回いわてマンガ大賞」コンテスト:https://iwatemangagp.com/
コミックいわてWEB:https://comiciwate.jp/
この機会に、岩手への思いがこもった作品を応募してみて。
岩手ゆかりの漫画家が岩手をテーマに描いた『コミックいわて11(いい!)』
今年3月25日には、「コミックいわて」シリーズの第11巻、『コミックいわて11(いい!)』が発行、里中満智子さんをはじめとした岩手ゆかりの漫画家が、岩手をテーマに描いた作品が収録されている。
収録作品は、令和2年度に、第5回マンガ郷いわて特別賞を受賞した里中満智子さんが描いた作品をはじめ、岩手の世界遺産、伝統工芸、自然、スポーツなどを描いた13本。どの作品も岩手の多彩な「いい!」が描かれている。
表紙は、岩手県公認VTuber「岩手さちこ」が、昨年世界遺産に登録された一戸町(いちのへまち)の「御所野遺跡(ごしょのいせき)」をSNSで紹介している様子をデザイン。
また巻頭カラーでは、「岩手さちこ」が御所野遺跡を詳しく案内する漫画を掲載している。
定価は800円(税込)。全国の書店、インターネットでも購入できる。
“岩手愛”が詰まった一冊、手に取ってみて。
岩手県ホームページ:https://www.pref.iwate.jp/kensei/seisaku/manga/index.html
今後も、マンガを活用した岩手県の取り組みに注目だ。