アートを通じて障がい者支援を行うキャンバスは、寄付者が選ぶ障がい者アートコンテスト「第一回キャンバスアートコンテスト」を、7月1日(金)~8月31日(水)の期間で開催中だ。
「キャンバスアートコンテスト」
「キャンバスアートコンテスト」は、ECサイトを通じた寄付者の投票によって、入賞作品が選ばれる障がい者アートコンテストだ。
寄付者が応援したい作品を選び、直接選考に携わる形式にすることで、より多くの方が障がい者アーティストの作品を知るきっかけを作ると同時に、寄付にふれる機会を増やすことを目的としているという。
同コンテスト開催の背景として、障がい者の貧困率は、障がいのない方に比べ2倍以上という研究結果(※)があるという。
支援手段のひとつとして、障がい者が描いた絵画に注目。障がい者は、プログラムの一環として福祉施設等で絵を描くことが多いが、誰の目にも止まらず埋もれてしまうケースもある。
同コンテストでは、作品のテーマ・サイズ・発送等の出品規定を設けず、時間をかけて作ったこれまでの作品も簡単に応募できるコンテストを通じ、障がい者アーティストの自立を支援していくという。
複数の作品に投票可能!
「第一回キャンバスアートコンテスト」の投票・寄付は1,000円から参加でき、1,000円が1票としてカウントされる。
最優秀賞には賞金20万円、優秀賞には賞金10万円が贈られるという。また、寄付総額に応じて賞金10万円の優秀賞の本数を増やし、より多くの障がい者アーティストの支援をするという。
素晴らしい作品が572点あるため、複数の作品に投票・寄付することが可能だ。
オンライン表彰式を開催
受賞者の発表は、キャンバスの公式サイトでオンライン表彰式として公開予定だという。ナレーションは、優れた聴覚をいかした高品質なナレーション音源を提供している、視覚に障がいのある方だけが所属するナレーション事務所「みみよみ」が担当するとのこと。
この機会に、寄付者の投票で選ぶアートコンテストに参加してみては。
第一回キャンバスアートコンテスト:https://canvaz.art/collections/summer_2022
キャンバス: https://canvaz.art/
Instagram:https://www.instagram.com/canvaz_a.r.t/
※ 山田篤裕氏・百瀬優氏・四方理人氏(2015)「障害等により手助けや見守りを要する人の貧困の実態」『貧困研究』No.15,pp.99-121