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横山美術館にて、企画展「ノーマン・ロックウェル展」が開催中

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明治・大正期の輸出陶磁器を中心に展示する美術館である「横山美術館」では、8月5日(金)~11月6日(日)の期間、企画展「ノーマン・ロックウェル展」を開催中だ。

企画展「ノーマン・ロックウェル展」

丸山陶器《自画像》1978年頃

瀬戸で制作された陶磁器製の置物や装飾品、人形は「セト・ノベルティ」と呼ばれ海外の人々に愛されていた。陶磁器製の置物自体は既に15世紀のイタリアや、18世紀のドイツなどで作られ始め、戦後の日本においては愛知県瀬戸市からアメリカなどに向けて輸出された。

ゴトー《遊泳禁止》1973年頃

これらを語るのに欠かせないもののひとつが、古き良きアメリカを描いた人気イラストレーター、ノーマン・ロックウェル作品のノベルティだ。

丸山陶器《婚姻届》1976年頃

代表作をもとに瀬戸の職人によって、立体的に仕上げるための原型や鋳込み成型の技術が注ぎ込まれ、平面画のイラストでは見ることのできない構図を作り上げる。

《トランペットの練習》1986年頃

さらに人形の絵付けにより、喜怒哀楽が表情豊かに表現された。こうして人気画家の作品を手掛け、精巧で品質の高いものに仕上げたことなどから「セト・ノベルティ」は隆盛を極めた。

同企画展では、ノーマン・ロックウェル氏のノベルティを通して、瀬戸の製陶技術の素晴らしさ、そしてハートウォーミングなアメリカンライフを楽しむ事ができる。

また同企画展の関連イベントも開催されるので紹介しよう。

染付体験講座「日本の縁起物!幸運の招き猫をつくろう」


夏休みスペシャルイベントとして、“染付体験講座「日本の縁起物!幸運の招き猫をつくろう」”を8月28日(日)13:00~15:00に開催する。同イベントは、貯金箱にもなる招き猫の置物に、「呉須(青色顔料)」を使用して好きなデザインにて絵付け体験が可能で、子どもから大人まで楽しめる。

同イベントは、事前申込が必要で定員は20名。申込方法は、8月5日(金)より電話にて先着順。料金は、小学生以下の子どもが、3,000円。※小学生以下の付添の人、1名のみ入館料無料。一般が、3,000円、パスポート会員が2,000円。料金には参加費・材料費・焼成費が含まれている。

事前申込の電話番号や、詳細は横山美術館公式サイトにて確認を。

学芸員によるギャラリートーク

「学芸員によるギャラリートーク」を8月20日(土)、9月3日(土)、9月17日(土)、10月1日(土)、10月15日(土)、11月5日(土)に開催。

時間は各回13:30~。同イベントは、4階の企画展と1階~3階の常設展を合わせて、1時間程度を予定している。事前申込不要で、入館料が必要。

なお、各イベントの詳細については「横山美術館」へ問い合わせを。

関連イベントも合わせて「ノーマン・ロックウェル展」へ足を運んでみては。

■ノーマン・ロックウェル展
日時:8月5日(金)~11月6日(月)
会場:横山美術館
住所:名古屋市東区葵一丁目1番21号
横山美術館公式HP:https://www.yokoyama-art-museum.or.jp/event/index.html?id=related_event35

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