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本がひととまちを繋ぐ31日間!静岡県で『ブックフェスタしずおか』初開催

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みんなの図書館さんかくを運営するトリナスが、静岡県立中央図書館、静岡書店商業組合の協力を得て、10月1日(土)〜31日(月)に本で静岡を盛り上げる「ブックフェスタしずおか」を開催する。

静岡県全域を本文化で盛り上げる

静岡県ではじめての開催となる「ブックフェスタしずおか」は、県内の市町の図書館や書店、本に関わる活動をしている団体と連携し、県内各地で同時多発的に本に関するイベントを開催。こうしたコラボは全国でも珍しく、本の未来を考える上で意義のあるプロジェクトになると期待が寄せられている。

全国的に出版不況が騒がれる中、静岡県内でも大型書店・個人書店の閉店や、図書館の来館者数の減少が問題視されている。同イベントは、そのような中で、本が好きな人たちが集える場や、本について革新的な取り組みをしている人たちの話を聴く機会、本というものを考える機会が増えれば、本の未来に繋がるのではないかという考えのもと開催される。

この1カ月間を記録した書籍を販売しアーカイブとして誰でも見られるようにするなど、やって終わりのイベントではなく、“静岡では10月が本月間!”と覚えてもらえるような、継続できる仕組みを目指している。

トークショーとブックマルシェを開催


10月22日(土)には、コアイベントがグランシップ静岡にて開催される。中ホールにて行われる「ぶっ通しトークショー」は、全国各地で本に関する活動を展開している多彩なゲストが様々なテーマで語り合う。入場料は1,800円、来年2月に発刊予定の記念書籍代と郵送代も含まれている。チケットはPass Marketにて販売中。

また、同時にグランシップ敷地内の芝生広場にて「ブックマルシェ」も開催。新刊・古本の販売、ブックカバー作成などのワークショップ、読み聞かせなど、本に関わる様々な出店を予定している。

東部・中部・西部でもイベントを開催

さらに、同県の各地域でも参加無料のイベントを開催する。


10月9日(日)には、西部イベントとして、ひと・ほんの庭 にこっとにて「まち育てのライブラリーをつくる〜そもそも図書館が果たす役割ってなに?〜」を開催。まちづくりのなかで図書館が果たす役割を、京都橘大学の嶋田学氏に話を聞く。後半は磐田市内で本について活動しているプレイヤーが登場する。定員は70名。

10月16日(日)には、東部イベントとして、みんなの図書館さんかく沼津にて走る本屋さん高久書店店主の高木久直氏を招き、「町に本屋がある風景〜これから〜」を開催。定員は50名。

10月29日(土)には、中部イベントとして、静岡県立中央図書館講堂にて元福音館書店編集者であり児童文学者である齋藤惇夫氏を招き、「『耳をすます』〜子どもと本の架け橋として〜』」を開催。定員は130名程度。

そのほか、開催期間中に本を通じて人との出会いを楽しめるイベントも募集中。9月30日(金)までに応募があったイベントは、「ブックフェスタしずおか」公式HPのイベント一覧に掲載される。

「ブックフェスタしずおか」に参加して、本の魅力をもっと知ってみては。

ブックフェスタしずおか公式サイト:https://bookfesta-shizuoka.com/

■ひと・ほんの庭 にこっと
住所:静岡県磐田市上新屋304

■みんなの図書館さんかく沼津
住所:静岡県沼津市高島町15-5

■静岡県立中央図書館
住所:静岡県静岡市駿河区谷田53-1

(山本えり)

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