京都信用金庫の取り組みをご紹介。店舗にシェアサイクルサービスの拠点を設置する話題と、使用済衣服の回収&循環プロジェクト「RELEASE⇔CATCH」をみてみよう。
持続可能な地域社会と脱炭素社会を目指して
京都信用金庫は、京都市に本社を置くClewときゅうべえが運営するシェアサイクルサービスのポート(自転車の貸出・返却拠点)を、京都市内25店舗に設置する。
シェアサイクルサービスは、脱炭素社会を目指す取組みの一つとして、SDGsの観点から重要な役割を担っている。また、厚生労働省が公表する「新しい生活様式」において、公共交通機関の利用時に徒歩や自転車利用も併用することが推奨されており、健康の増進という点でも意義がある。
同金庫は、地域内の店舗ネットワークを活かして、このようなサービスに支援や協力をし、シェアサイクルの普及を図ることで、社会課題の解決と誰もが住みよいまちづくりに貢献していくという。
ポート設置は、Clewが運営する「PiPPA」のポートが14店舗、きゅうべえが運営する「kotobike」のポートが11店舗、計25店舗に設置予定だ。
本店と
祇園支店は8月22日に稼働。
修学院支店は8月25日に稼働した。上記以外の22店舗については、2022年10月上旬までに順次稼働予定となっている。自転車の借用と返却は、同じサービス内でしか行えず、二つのサービスの相互利用は不可。また、店舗により稼働時期が異なる。
設置の目的は、「気候変動をはじめとした環境問題の解決や、脱炭素社会の実現に寄与すること」、「移動しやすい街、住みやすい街の構築に寄与し、地域の活性化につなげること」、「公共交通機関の混雑の緩和などの地域課題の解決に寄与すること」「同金庫のネットワークを活用して、この取組への共感者や共感企業を増加させ、地域における環境問題への関心やソーシャルマインド・社会的な意識を高めること」の4つ。
便利で環境にも優しいシェアサイクル。是非、チェックしてみて。
不要になった衣服を地域で循環!
また、京都信用金庫は、ヒューマンフォーラムと共同で、京都市も参画して実施する、使用済衣服の回収&循環プロジェクト「RELEASE⇔CATCH」を始動する。
同プロジェクトは、家庭で不要になった衣服を回収する回収BOXを地域の拠点に設置。回収した衣服のうち再利用可能なものを販売・寄付することにより、地域で循環させるプラットフォームを創出する。また、不用品の回収と再利用の輪を広げ、リユース、リデュース、リサイクルが若者文化として醸成することを目指す。
プロジェクト・ロゴマークは、衣服をTシャツで表現し、プロジェクトのイニシャルであるR(Release)とC(Catch)を融合させ、ReleaseとCatchを繰り返すことで循環の連鎖が生じることを表現している。
年間360トンの衣服の回収、環境への寄与として年間324トンのごみ削減と15,160トンの二酸化炭素削減を目指す。なお、初年度は約半年間で、45トンの衣服の回収、40.5トンのごみ削減、1,895トンの二酸化炭素削減を目標に掲げる。
同金庫では、不要な衣服の回収拠点として、京都府・滋賀県・大阪府内の全92拠点に回収BOXを設置する。9月13日(火)から本店、七条支店、西大路支店、河原町支店、QUESTION、三条支店、朱雀支店、壬生支店、稲荷支店、北伏見支店、伏見支店、南桃山支店、六地蔵支店の13拠点に設置。10月上旬までに残りの79拠点に設置する予定だ。
近くの方は、不要になった衣服を回収BOXに入れてみて。
「RELEASE⇔CATCH」ページ:https://release-catch.com/
さまざまな取り組みを行う「京都信用金庫」。今後も注目だ。
京都信用金庫の取組紹介ページ「ICHIOSHI – 京信のいちおし」:https://ichioshi.kyoto-shinkin.co.jp/
京都信用金庫公式HP:https://www.kyoto-shinkin.co.jp/
(ソルトピーチ)