松戸市立博物館、松戸市文化会館が、同市ゆかりの美術作家の作品が鑑賞できる展覧会を開催。それぞれの情報を詳しく見ていこう。

松戸市の“たからもの”に出会えるコレクション展

松戸市立博物館では、企画展示室にて、9月23日(金・祝)より「松戸のたからもの 松戸市の美術コレクション」を開催する。

松戸市が所蔵している美術コレクションは、市内に在住していた作家に関するもの、かつて松戸にあった千葉大学工学部とその前身である東京高等工芸学校に関する作家のものの、2つの柱がある。同展では、東京高等工芸学校の教授陣と卒業生による作品約140点(一部寄託作品を含む)を紹介する。

会期は9月23日(金・祝)～11月6日(日)。また、会期中はワークショップや学芸員によるフロアレクチャーなど、さまざまなイベントが開催される。スケジュールや詳細は、下記URLをチェック。他では見られない「松戸のたからもの」に出会える機会に、松戸市立博物館を訪れてみよう。

■松戸市立博物館(企画展示室)
開館時間：9:30～17:00(入館は16:30まで)
休館日：毎週月曜日、10月28日(金) ※10月10日(月)は開館、11日(火)休館
観覧料：一般310円、高大生150円
※20名以上の団体の場合は一般250円、高大生100円
※常設展示との共通観覧料は一般520円、高大生250円
※小中学生および市内在住の70歳以上、身体障害者手帳、療育手帳または精神保健福祉手帳の交付を受けている人とその介護者(手帳の交付を受けている1人につき1人)は無料
会期中のイベント詳細：https://www.city.matsudo.chiba.jp/miryoku/kankoumiryokubunka/rekisi-bunka/dezitarubizyutu_top/event/r4takaramono.html

松戸の作家の個展「島村喜兵衞作品展」も開催中

また、松戸市文化会館「森のホール21」では、“松戸の作家の個展”「島村喜兵衞(しまむらきへえ)作品展」を開催中だ。

“松戸の作家の個展”とは、松戸市の文化芸術の振興を図るため、松戸市在住・在勤美術作家の活動を紹介する事業。松戸市在住の画家・島村喜兵衞さんは東京都出身で、1956年に早稲田大学を卒業後、1985年に太平洋展に出品し初入選を果たした。その後毎年出品を重ね、1998年からは太平洋美術会評議員に当選し、後に運営委員に就任する。現在は同会の監事、松戸美術会会員・理事、松戸市美術展運営委員・審査委員を務めるなど、自身の制作のかたわらで各美術会の運営に貢献している。

今回は、平和への祈りを込めた「ピースマインド」のほか、作品約11点を展示する。会期は10月16日(日)まで。新型コロナウイルスの感染状況により、会期及び開館時間の変更または開催中止とする場合があるため、詳細は松戸市ホームページにて確認を。松戸市の文化芸術振興に貢献する、島村さんの作品展にも注目だ。

■島村喜兵衞作品展
会場：松戸市文化会館 森のホール21 アートスペース(1階エントランスホール内)
開館時間：9:00〜22:00
休館日：月曜日(祝・休日の場合は開館し、翌平日休館)
観覧料：無料

芸術の秋、松戸市立博物館と松戸市文化会館で、美術作品鑑賞を楽しんでみては。

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