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奈良県立大学×地方移住者クリエイターが共同で創る、新しい学びの場「山岳新校」開校

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奈良県立大学 地域創造研究センター撤退学研究ユニットは、「加速する社会からの撤退」をキーワードに、豊かな自然と歴史文化が根づく奈良・奥大和の地で、これからの人生を考える学びの場を創設する。

学ぶことを学ぶ場「山岳新校」

働き方改革や副業解禁、コロナ禍の影響により地方移住への関心が高まっているいま、「生き方そのもの」を見つめ直す人々が増加傾向にある。

また、奈良・奥大和地域をはじめとする地方には、日本古来の風景や、古くから伝わる人の営みが多く残っているが、その反面、人口減少・超高齢化などの課題が山積している。

そんななか、奈良県立大学は、同学地域創造学部 堀田新五郎教授の研究テーマである「撤退学」の知見をふまえ、地域が衰退する構造力学を解明し、現代社会からの「パラダイムシフト」の可能性を実践的に試みるプロジェクトを発足。

その第一歩として、過疎が進行する奈良・奥大和地域に、「学びとは何か」「人生とは何か」など「生き方を考える」学びの場「山岳新校」を創設する。

3つの教育プログラム

同校には、「みちのり」「山學院」「芸術学校」の3つの教育プログラムがある。


「みちのり」は、学ぶこと、働くこと、楽しむこと、つながること、支え合うことといった営みが乖離しない生き方を探る、学びのコミュニティ。2022年度秋期は、オンラインと対面(東吉野村での合宿形式のスクーリング)を組み合わせたプログラムが行われる。

開講は10月8日(土)15:00~17:00、10月22日(土)13:00~、24日(月)15:30(合宿)ほか。参加応募はWEBサイトから可能で、9月28日(水)23時が締切となっている。

「山學院」は「とりあえず、やってみる」を学ぶ場。12月は宗教学者の島薗進氏を迎え、「それぞれのアニミズム」というタイトルで話を伺う。

開講は12月17日(土)午後~12月18日(日)夕刻(予定)で、奈良県東吉野村にて合宿形式となっている。なお、参加応募については「山岳新校」公式Facebookページにて発信予定。

「芸術学校」(仮)は2023年度実施予定で、美術家で奈良県立大学准教授でもある西尾美也氏が担当する。

9月23日(金)13:30~シンポジウム開催

3つの「学びの場」についての発表会と位置付けて、シンポジウムも開催される。

まず基調講演として、堀田新五郎 奈良県立大学教授と「むらおさめ」の提唱者である作野広和 島根大学教授との対談があり、その後に3つの「学びの場」についての発表が行われる。

シンポジウムは9月23日(金)13:30~16:30、青山ブックセンターにて開催予定。今後の最新情報や詳細については、「山岳新校」公式Facebookページでチェックしよう。

この機会に新しい学びの場を体験してみては。

シンポジウム参加申込:https://aoyamabc.jp/collections/event/products/mountains
「みちのり」詳細:https://narapu-rcrc.jp/unit-activity/2180/
公式Facebookページ:https://www.facebook.com/sangakushinkou

(オガワユウコ)

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