2013年に開業し、2019年に一旦幕を閉じていた「よこすかポートマーケット」が、建物のデザイン、出店テナントなどすべてを一新して、10月28日(金)に「いちご よこすかポートマーケット」としてリニューアルオープンする。
リニューアルコンセプトは、「三浦半島フードエクスペリエンス」。三浦半島の新鮮な食材、豊かな食文化が一堂に集められている。
三浦半島の「食の発信拠点」がリニューアルオープン
旧「よこすかポートマーケット」に比べて売場面積は2倍となり、また海に面した巨大な窓や広々としたデッキを設けることで、シーフロントの立地を生かした非常に開放的な空間が誕生。
海産物、農産物、畜産物などの食物販店に加えて、多様な飲食店やスイーツショップが揃い、また地元の名産を扱う土産物店も加わり、来館した人々に買い物や食事を存分に楽しめる施設となっている。
同施設は、観光やレジャーで訪れる人々、そして地元で生活や仕事をしている人々のどちらも喜ぶ、横須賀・三浦半島を代表する新たな「食の発信拠点」となることを目指している。年間来場者数の目標は100万人とのこと。
なお、同施設については、シティサポートよこすかが、観光・集客の拠点として建物をリニューアルして運営する事業者の公募・選考を行い、いちごを代表とするグループに決定した。
売場面積が2倍に拡張し屋外との連動
旧「よこすかポートマーケット」では、建物の道路側半分しか利用されていなかった。しかし、中央の分厚い壁に大きな開口を複数箇所設けることで、海側の残り半分も活用できるようになり、面積が2倍に。これにより21もの店舗区画が設けられ、また共用部の客席として室内だけでも合計273席を用意できるようになった。
海側には大きな窓面を配し、海を眺められる巨大な室内テラスを設けている。テラスはそのまま建物外部にも繋がっており、建物の内外に一体感が生まれる。また、屋外スペースにもイスやテーブルが散りばめられ、頭上に張られたタープの下で、ゆったりした時間を過ごせる。屋外スペースでは、週末を中心にマルシェやイベントが開催され、施設に賑わいをもたらす。
室内でのイベントやワークショップも開催
室内テラスはステージ状になっており、普段は共用客席として利用されるが、音楽ライブをはじめイベントスペースとしての活用も可能だ。また、施設奥にはシェアキッチンスペースがあるので、料理教室や食育イベントなど食に関するワークショップが随時開催される予定だ。
同施設が地元の名店を中心に広く声掛けを行った結果、施設のコンセプトに共感したマグロ・海鮮丼の「あがっとこ」や農水産物の「長井水産」、海鮮料理の「房竹丸水産」、パンの「溶岩窯パン工房 ブロートバウム」など多数の事業者が出店予定だ。
リニューアルする「いちご よこすかポートマーケット」で三浦半島の食文化を楽しもう。
(佐藤 ひより)