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六甲高山植物園でキイジョウロウホトトギス、シクラメン・ヘデリフォリウムが見頃に!

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六甲高山植物園では、秋の花が開花し見頃を迎えている。最新情報をチェックして、秋のハイキングに出かけよう!

山里の貴婦人「キイジョウロウホトトギス」が見頃に


六甲山観光が六甲山上で運営を行っている六甲高山植物園では、山里の貴婦人「キイジョウロウホトトギス」が見頃を迎えた。


「キイジョウロウホトトギス」は、絶滅危惧II類に分類される希少な植物。黄色い花をすずなりに咲かせる姿は大変美しく、カメラマンをはじめ、多くの人から人気の秋の花だ。本州の紀伊半島南部に分布する多年草で、深山のがけから垂れ下がるようにして生育し、長さ40~80cmの茎はしなだれて、節々に重なって花を咲かせる。その姿が優雅で美しく、平安の昔、宮中に奉仕した貴婦人「上臈(じょうろう)」に見立て、この名がつけられた。また、“キイ”とは紀伊半島にのみ自生することからついている。

同園に咲く「キイジョウロウホトトギス」は約200株で、現在見頃を迎えており、10月中旬頃まで楽しめる見込みだという。「山里の貴婦人」とも呼ばれる希少な秋の花を見に行ってみよう。

秋の花「シクラメン・ヘデリフォリウム」も一斉開花


さらに同園では「シクラメン・ヘデリフォリウム」も一斉に開花。約500株の群落が見頃を迎えている。

「シクラメン・ヘデリフォリウム」は、ヨーロッパ原産の多年草。フランス、イタリア、ギリシャなどヨーロッパが原産とされるシクラメンのうち、秋咲きの本種は本格的な秋の訪れとともに白やピンクの小さい花を咲かせる。山地の疎林に自生しており、高さは5~10cm程度で、先端が浅く裂けた白い斑のある葉が特徴的だ。

「シクラメン」とは、ギリシャ語で「円・らせん」を意味しており、これは、種子が熟すときに茎がくるくると巻くことからつけられたと言われている。シクラメンはさまざまな園芸種が生み出されているため、なじみの深い花だが、同園で植栽しているのは人の手による品種改良が行われていない原種。そのため花は小ぶりで控えめとなっているが、花期が長く、木陰に群生する様子は見ごたえがある。​また、耐寒性があるため、気温の低い六甲高山植物園でも群落になっている。同園では、11月上旬頃まで楽しめる見込みだ。


さらに10月1日(土)~11月23日(水・祝)の期間は、「原種シクラメンとダイヤモンドリリー展」を開催。園芸植物としてよく知られる「シクラメン」の原種と、花弁がキラキラと輝くことからダイヤモンドリリーと呼ばれる「ネリネ」は、どちらも同園の秋を彩る人気の植物だ。


同企画展では「シクラメン・ヘデリフォリウム」約500株の群落のほか、原種シクラメンとダイヤモンドリリーの鉢植えを展示する。また、原種シクラメンを始めとした苗の販売も行う。


さらに10月15日(土)には、園芸研究家の横山直樹さんによる特別講演会を開催予定。10:00~11:00は「ダイヤモンドリリーの魅力」、13:00~14:00は「原種シクラメンの世界」に関する講演が行われる。定員は各回30名で、電話・WEBにて予約を受け付けている。料金は1,000円で、苗のプレゼント付き。なお、荒天の場合は中止となる。詳細は、公式サイトで確認を。秋の訪れを感じさせる「シクラメン・ヘデリフォリウム」の魅力を満喫してみて。

「六甲高山植物園」営業概要

六甲高山植物園は、11月23日(水・祝)まで開園しており、期間中は無休。開園時間は10:00~17:00で、16:30に受付終了となる。入園料は、中学生以上の大人700円、4歳~小学生は350円。駐車料金は平日500円、土日祝1,000円となっている。なお、新型コロナウイルス感染症の影響により、営業・イベントの内容を変更・中止する場合がある。

自然豊かな六甲高山植物園で、美しい花々から秋を感じてみては。

六甲高山植物園:https://www.rokkosan.com/hana/

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