Carry On(キャリオン)は、水産業活性化と食育をテーマに、小田原漁港の仲買事業「うお樹水産」をオープン。
小田原漁港を主軸に、その他の地域で水揚げされた新鮮な魚を『鮮魚BOX』として販売中だ。
アジ・イワシ・イサキなどの水揚げが豊富な小田原港
小田原漁港は、神奈川県小田原市早川地先にある第3種漁港であり、「早川漁港(早川港)」とも呼ばれている。
同港で行われる漁業は、大型定置網・釣り(沿岸カツオ一本釣りおよびその他)・小型定置網・刺し網漁業で、アジ・イワシ・イサキなどをメインに、毎日多くの魚が水揚げされている。
また、小田原漁港の眼前に広がる相模湾は、日本三大深湾として知られている。船を数十分ほど進ませるだけで水深は1,000mを超え、キンメダイやアンコウなど、深海性の魚が獲れる機会もある。
加えて、相模湾は湾口が広く、沖合を流れる黒潮の影響が強く出るのが特徴だ。黒潮にはアジやサバ、マグロなど、馴染み深い回遊性魚類が棲息しており、潮の流れに乗って湾内へ回遊してくることもある。
「うお樹水産」に込められた想い
卸売市場は、生鮮食料品を安定供給するための大事な流通拠点だ。しかしながら、近年の人口減少に伴い食料消費量は低下傾向にあり、さらに担い手の不足や、流通構造の変化も重なって、今後の水産業はよりいっそう厳しい状況に立たされるのではと懸念される。
同店のオープンには、こうした状況を改善する一助になればとの想いが込められており、今後新鮮な魚介類を全国の食卓へ届けていく。
YouTubeを通じて水産業界を活性化したい
Carry Onは、YouTuberをはじめとするインフルエンサーのマネジメントを主な事業としている。所属するインフルエンサーの中には「食」にまつわる動画を制作するクリエイターが多く、彼らの活動を傍で見ることによって、食の在り方に目を向ける機会を得られたことが、同店のオープンにつながった。
また、昨今では食に対する安心・安全意識が高まりを見せていることもあり、今後はYouTubeという老若男女問わず触れることができるコンテンツを通し、「食育」といった側面も担っていければと同社は考えている。
さらに、今後は同社クリエイターを起用したPRを通じ、同店だけに留まらず、水産業界の活性化に寄与できるよう邁進していきたいと話した。
新鮮な魚介を食べたくなったら、『鮮魚BOX』を購入してみては。
「うお樹水産」HP:https://uokisuisan.theshop.jp/
(オガワユウコ)