だしパックの製造販売を行うフタバが展開する小売り向けブランド「ON THE UMAMI」は、自店初となる食とものづくりを体験できる複合施設「ON THE UMAMI TSUBAME SANJO PORT」を10月4日(火)に新潟県・燕三条にてオープンした。
燕三条の食を体験する場
ものづくりのまちとして全国的に名高い燕三条は、工場で生み出された機能美あふれるキッチン用品が充実し、美味しい同地ならではの農産物が溢れているのにもかかわらず、訪れた人が燕三条の食を体験する場が多くはないのが現状。そこで、同社は、燕三条の「食とものづくり」を多くの人に体験してもらえる場所として「ON THE UMAMI TSUBAME SANJO PORT」を開業。
ファクトリー、ショップ、カフェ、オーガニック農場、だしの歴史を学ぶミュージアム、料理体験教室が一体となった施設だ。
だしや料理、ワークショップを通じて、食べることや学ぶことなどの楽しさ、自然・農・家族・コミュニティ、自分自身や未来との“つながり”に気づき、見出すことを促すコンテンツを発信していく。
だしがたっぷりのメニューを味わえるカフェ
自社農場や地元の旬の野菜を使い、化学調味料や保存料は加えず素材のうまみを引き出した料理を味わえる工場併設のカフェ「ごはんとだしumamito cafe」も同時オープン。削りたての鰹節や、出汁の効いたごはんとおかず、汁ものなどを提供。また、「ボトルチーズケーキ」「焼きいもブリュレ」など、地元新潟の果物や乳製品を使ったスイーツも提供する。
自社オリジナルの3種のだしパックと自家製白だしを使った「umamito 御膳」、
削りたての鰹節を楽しむ「だし屋のご飯セット」や
「だし屋の鯛めし」など、だし専門店ならではのメニューがラインアップしている。
日本初の「ハンドドリップだし」も提供
人気商品を一堂に揃えたフラグシップショップも併設。一番人気のだしパック“UMAMIだし”や、炊き込みご飯の素、ご飯のおとも、飲むおだし、ドレッシングやスープ・パスタソース、地元燕三条産のキッチングッズなどを揃えている。自社農園で育てた野菜や自社工房の各種スイーツも取り扱っている。
オーダーを受けてから目の前で淹れる、日本初の「ハンドドリップだし」も提供しているので、味わってみよう。
だしについて学べて体験もできる
また、ミュージアム&ラボでは、だしの歴史、だしパックの製造工程や鰹節の製造工程も学ぶことができる。世界に1つだけ、だしの原料を自ら選定しパッケージのデザインも自分で描くことができる「だしパックづくり体験」や味噌玉づくり、料理教室など出汁にまつわる体験をできるコンテンツも用意。施設内には、無農薬でつくる循環型農法のアクアポニックスのハウスも併設し、このハウスで育てた野菜をカフェで提供している。
燕三条の食とものづくりが融合した施設、ON THE UMAMI TSUBAME SANJO PORTに足を運んでみては。
■ON THE UMAMI TSUBAME SANJO PORT
住所:新潟県三条市西本成寺2丁目24番23号
営業時間:10時~17時(カフェは11時~17時) 水曜定休
HP:https://www.on-the-umami.com/tsubamesanjo-port/
(山本えり)