徳島県勝浦町の「ふるさと納税」の返礼品として、「ひな人形供養パック」が登場。全国でも珍しい取り組みとして注目されている。
30年を超えるひな人形供養の歴史がある勝浦町
30年を超えるひな人形供養の歴史がある徳島県勝浦町。その象徴となっているのが昭和63年より続く「元祖ビッグひな祭り」だ。2月下旬から4月上旬にかけての「元祖ビッグひな祭り」開催期間中、会場となる人形文化交流館には、中央にそびえ立つ高さ約8mの“百段のひな壇”が登場。
約3万体ものひな人形が豪華絢爛に飾られるが、実はこの展示品はすべて、家庭で飾られなくなったひな人形を主催団体が受け入れたものだ。
「ひな人形供養パック」
「ひな人形供養パック」を企画・運営するのは、「元祖ビッグひな祭り」を主催する「阿波勝浦井戸端塾」。
「ふるさと納税」の寄付者から預けられたひな人形は、地元勝浦町の大宮八幡神社の宮司によって心を込めて供養され“御霊抜き”が行われたのち、「元祖ビッグひな祭り」や国内外での交流行事・イベントなどに活用される。
「それぞれのご家庭で大切に飾られたひな人形だからこそ、大切にご供養を行い、次の世代へと引き継ぎたい」という有志の人々の思いが込められた「ひな人形供養パック」のほか、地元特産の「熟成みかん」、かんきつ類を使った酢やジュレ、野菜の詰め合わせセットをはじめとする返礼品が充実している徳島県勝浦町の「ふるさと納税」を、各「ふるさと納税」ポータルサイトにてチェックしてみては。
「ひな人形供養パック」概要
「ひな人形供養パック」の寄付金額は20,000円。返礼品の内容は、人形を預ける際に箱に貼る「ひな供養ステッカー2枚」、大宮八幡神社「人形供養御神札」だ。なお、「人形供養御神札」は、人形の供養終了後の発送となる。
預けられる人形は、お雛様、お内裏様、三人官女など雛飾りに準ずる人形、市松人形。ぬいぐるみ、五月人形、フランス人形など上記以外の人形、雛飾りに準じない廃棄物全般、ひな人形ケース、市松人形ケースを含むガラス製品、お道具類、ひな壇、毛氈(もうせん)、橘や桜は預けられないので注意しよう。
人形の預け方
人形は、直接「道の駅 ひなの里かつうら」への持ち込みの他、宅配便で送ることもできる。直接持ち込む場合は、事前に「道の駅ひなの里かつうら」へ連絡し、持ち込む日時を伝えよう。
宅配便で送る場合は、送料は寄付者負担となる。また、「ひな供養ステッカー」を必ず貼ろう。その他「ひな人形供養パック」の詳細は、各「ふるさと納税」ポータルサイトで確認を。
全国でも珍しい取り組みとして注目されている「ひな人形供養パック」をチェックしてみては。
楽天「ふるさと納税」:https://www.rakuten.co.jp/f363014-katsuura/
さとふる:https://www.satofull.jp/town-katsuura-tokushima/
ふるさとチョイス:https://www.furusato-tax.jp/?header
ふるなび:https://furunavi.jp/Municipal/Product/Search?municipalid=1382
(角谷良平)