日本口腔外科学会と、楽天メディカルは「口腔(こうくう)がんを知ろう！」と題した啓発活動を、11月より実施している。

「お買いものパンダ」の啓発シールを配布

11月は、口腔に関連する啓発日として、8日の「いい歯の日」と15日の「口腔がんの日」が制定されている。

「口腔がんを知ろう！」と題した啓発活動を通じて、1人でも多くの人に口腔がんについて知ってもらい、同疾患に対する予防や早期発見に繋がるよう、日本口腔外科学会と楽天メディカルは、楽天の公式キャラクター「お買いものパンダ」を用いた口腔がん啓発シールを、全国の医療機関等で順次配布する。

啓発シールでは「お買いものパンダ」が、禁煙、節酒、口腔ケア、適度な運動など、口腔がんの予防や健康維持に繋がるような活動を呼びかけている。

またシールには、楽天メディカルのウェブサイトで公開されている啓発記事『口の中にできるがん「口腔がん」。その特徴や予防方法は？』のQRコードが掲載されている。この啓発記事は、日本口腔外科学会と楽天メディカルが活動に先駆けて実施した「口腔がんに関する認知度調査」の調査結果を参考に、同学会の理事長で奈良県立医科大学口腔外科教授・桐田 忠昭先生が、口腔がんの特徴や症状、予防や早期発見の方法について分かりやすく解説している。

予防や早期発見による治療が重要

口腔がんは、頭頸部(とうけいぶ)がんの一種。頭頸部がん全体の約49,000人(※1)のうち、口腔がんは約13,000人(※2)であり、約4割を占めている。口腔という部位は、「噛む」「飲み込む」「声を出す」など日常生活を送る上で重要な機能を持っており、その大切な器官をがんから守るためには、予防や早期発見による治療が重要となる。

この機会に、口腔がんの認知度向上・予防・早期発見を目指す啓発活動や啓発記事をチェックしてみて。

啓発記事『口の中にできるがん「口腔がん」。その特徴や予防方法は？』：https://rakuten-med.com/jp/news/stories/2022/09/28/8225/
「口腔がんに関する認知度調査」：https://rakuten-med.com/jp/news/press-releases/2022/08/19/8184/
「平成31年全国がん登録 罹患数・率 報告」：https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000942181.pdf

※1　厚生労働省健康局がん・疾病対策課「平成31年全国がん登録 罹患数・率 報告」付表1．罹患数 口唇～その他および部位不明確の口唇、口腔および咽頭(口腔・唾液腺・咽頭)、鼻腔および中耳、副鼻腔、喉頭、甲状腺の合計値
※2 厚生労働省健康局がん・疾病対策課「平成31年全国がん登録 罹患数・率 報告」付表1．罹患数 口唇、舌根＜基底＞部、その他および部位不明確の舌、歯肉、口腔底、口蓋、その他および部位不明確の口唇の合計値

(江崎貴子)