京都で100年続くゆば屋「京ゆば 三田久」は、創業以来初の飲食店となる“湯葉食べ比べ”専門店を2023年1月に清水坂で「三田久 清水店」をオープンする予定だ。
これを記念し、11月11日(金)~2023年1月22日(日)の期間、Makuakeにてプロジェクトを実施中。リターンとして、限定復刻するかつての人気商品「ゆばちりめん七味味」や清水店で利用可能なお得な食事券を用意している。
湯葉のはなし
湯葉は、すくい上げる速度や順番によって、食感・風味・色が変わる。膜ができてすぐにすくえば滑らかなくちどけとなり、しっかり膜を張れば食べ応えのある湯葉となるのだ。
最初は白く濃厚な味がする湯葉だが、後半にすくわれる湯葉は黄色く、最後には褐色になり、味も甘く独特な風味に変化する。最後にとれる褐色の“甘ゆば”にも多数のファンがいるようだ。
本物の湯葉を食べ比べよう
清水坂にオープンする店舗では、一度にたくさんの種類の、出来立ての湯葉を提供。本物の湯葉を食べ比べできる店を目指す。
提供されるのは、三田久の代表的な商品である「京の極みゆば」「汲上ゆば」「生ゆば」「東寺湯葉」「ゆばちりめん」「京ゆばちっぷす」「甘ゆば」など。店内で食べ比べられるほか、一部商品はテイクアウトもできる。
「京ゆば」を守り広める挑戦
これまで、湯葉の製造と小売を営んできた三田久。しかし、湯葉は未だにどこか敷居が高い食品であり、精進料理や懐石料理の一品として、あるいは一部の食通の人だけが家庭で口にするような品にとどまっている。
このままでは何百年も続く湯葉という食文化の歴史が衰退していくと考え、新たな湯葉のファンを作り出すために清水坂での新規開業に乗り出した。清水坂を出店地に選んだのは、観光都市京都の中でも屈指の観光客がたくさん通る清水寺へ続く坂道であり、これまでよりも多くの人に湯葉を体験してもらえると考えたからだという。
昭和初期には京都に40商店ほどあった湯葉屋が、現在では10数店まで減少しており、このままでは「京ゆば」が廃れてしまう可能性が否定できない。そんななか、湯葉のおいしさ・魅力を伝え「京ゆば」を守り広める挑戦がはじまる。
湯葉の魅力を知りたい人や再発見したい人は「三田久 清水店」をチェックしてみて。
■三田久 清水店 ※2023年1月オープン予定
住所:京都府京都市東山区松原通広道東入清水4丁目150-3
Makuake:https://www.makuake.com/
プロジェクト名:約100年愛され続けてきた京ゆば三田久が「ゆば食べ比べ」専門店を清水坂に!
(Higuchi)