ザメディアジョンは、万引きの実態を明かした本『万引きGメンの憂鬱』を、11月22日(火)より全国の書店及びインターネットにて発売中だ。
万引きは身近な社会問題
万引きGメンという言葉を聞いて、何を想像するだろうか?
スーパーマーケットの物陰で目を光らせる年配の女性や、逃走する犯人との取っ組み合い、あるいは、事件の裏側にあった悲しい家族の物語を想像するかもしれない。
しかし、実際の現場はそれとは異なるのだという。また、万引きは、「どこか遠くの治安の悪い街」で起こっているのではなく、すぐそばにある問題だと同書は指摘する。
万引きは地域社会をも憂鬱にさせる
同書によると、万引き被害を増長させている要因には、万引き犯罪の背後に隠された社会の問題、万引き被害が商品価格に転嫁されている不都合な真実、警備会社や警察、店舗などの万引き問題に対する足並みの乱れ、人々の無関心があるという。
そして、万引きという犯罪は、万引きGメンを憂鬱にさせるだけではなく、普通に暮らしている一般消費者、ひいては地域社会をも憂鬱にさせていく。
同書には、そうした万引きをめぐる実情を知ってほしいという、著者の切実な願いが込められている。また、現場を知り尽くした万引きGメンたちが出会ったエピソード、その心情を中心に描くことで、「万引きのリアル」を広く知ってもらうことを意図しているという。
価格は1,650円(本体価格1,500円+税10%)。広島県内主要書店、一部全国の主要書店、Amazon、楽天ブックスなどで購入できる。
同書を読んで「万引きのリアル」を知り、万引きをなくすために私たちができることを模索するきっかけにしてみては。
FLAG!web:https://flag.style/magazine/hiroshima_books_manbikigmen_pr/
(オガワユウコ)