ダイヤモンド・ビジネス企画は、書籍『ICTでSDGsを具現化する~社会を劇的に変革するICTイノベーションこそが課題解決の切札~』藤田義嗣[著]1,760円(税込)を、11月30日(水)に発売。
広く知られるようになった「SDGs」
同書によると、情報化社会と呼ばれて久しい現代において、ICT(情報通信技術)は今や生活の至るところで利用され、社会生活になくてはならないものとなっている。
しかし、全世代にわたり多くの人に利用されている反面、その効用やICT活用の意義に対して受け取り方はさまざま。そんなICTを「SDGs(持続可能な開発目標)」の達成に有効活用すべきと提言しているのが同書だ。
目標達成の手段の1つがICT
国連総会の採択から7年がたち、SDGsというワードは日本で広く知られるようになったものの、いまだ成果として実は結んでおらず、“7分咲き”にとどまっているという。
SDGsで掲げる17の目標はすでに周知されているものの、各人の行動に実態が伴わず、課題解決にまで至っていないのが現状があるとされる。
この現状に対し、SDGsの17の目標を達成するために、著者が日本人に欠けていると指摘するのが、自分事として捉える必要性であり、目標達成の手段の1つがICTであるとしている。
SDGsは目標である。「地球上の誰一人取り残さない持続可能な社会」を実現するための共通の道標といえる。ICTはその目標を実現するための手段の一つであり、推進力となる。
SDGsを具現化するためのヒントを明示
同書では、今の日本に必要なICTを活用したSDGsを具現化するためのヒントを明示し、その具体的な方策を17のゴール別に紹介している。
同書の構成は「序章 SDGsの波に乗れているか」「第1章 ICTで世界を変える データ処理から宇宙開発まで」「第2章 SDGs17ゴール別ICTの可能性」「第3章 三つの『シンカ』が未来を変える」「終章 夢が形になる」。
SDGsについて知見を深めたいと思っている人、ICTを活用した具体的な方法について知りたい人は、手に取ってみては。
ダイヤモンド・ビジネス企画公式サイト:http://www.diamond-biz.co.jp/
(鈴木 京)