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ケージーエスが視覚に障がいのある家庭に「触れる絵本」プレゼント

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埼玉・小川町に本社があり、国内の視覚障がい者支援事業等を行っているケージーエスは、11月1日(火)の点字の日に、同社公式Twitterで「視覚障がいのあるご家庭へ『触れる絵本』プレゼントキャンペーン」を実施した。

「触る絵本」を5人へプレゼント

キャンペーンでは、出版社から許可を得て、人気のある市販の絵本を触りながら楽しむことができるように、加工して、手作りで製作した「触る絵本」を5人へプレゼントした。

また、「視覚障がいのあるご家庭へ『触れる絵本』プレゼントキャンペーン」ツイートは3,000人を超える人に拡散の協力があったという。

SNSで発信


ケージーエスは、70周年を迎えるにあたり、7月に「視覚障がい者を身近に感じてもらえるように、視覚障がい者の自立を後押しできるように」と、視覚障がい者が働いている職場の雰囲気や視覚障がいに関する話題・課題について、TwitterやTikTok等のSNSでの情報の発信を開始した。

「視覚障がい児が楽しめる絵本は?」の声から生まれた活動



SNSを使った活動を行うなかで、広報メンバーから「視覚障がい児が楽しめる絵本ってあるの?」という声があがったという。

日本には世界にも誇れる点字図書館があり、そこではオーディオブックや点字図書がある。

しかし、絵のキャラクターや情景といった、視覚から得られる情報と文字が組み合わさった世界観を、親子で語り合いながら読み進める、絵本独特の楽しみ方ができるようなものはないと感じられたという。

視覚障がい児童が絵本を読むためには、「近所の図書館または郵送等による点訳絵本の貸出サービスを利用するか、絵本を朗読した音声を聞く」ぐらいの選択肢しかない。また、新刊はすぐに点訳されることがあまりないため、幅広く絵本を楽しむことができない。

絵本に限らず、視覚障がい児童が幼少期の頃、豊かな心を育むためには、目の見える子どもの環境と同じように、様々な玩具・知育グッズ等が身近に手に入る環境が必要だという。

ITで広がる視覚障がい者の世界

同社では、見えない/見えにくい子ども達には、単に視覚を補うだけではなく、学びの機会や、文字に触れる機会を晴眼の児童以上にあるべきだと感じているという。

デジタル化は視覚障がい者にも大きな変化をもたらした。今ではパソコンやスマートフォンから簡単に様々な情報へアクセスできるようにもなった。

目が見える人と視覚障がい者の両者が利用できるIT技術は既に存在している。

しかし、視覚障がい者が「文字を書く」ことについては、デジタル化の余地がまだまだ残されている。目が見える人の「書く」という動作の代替措置としてパソコン等の利用はあまり進んでいないとされる。

同社では、同社製品を使った用途事例や、「視覚障がい者の就労や教育」「視覚障がい者に関する社会認知のギャップ」をテーマにSNSで発信している。今後は「視覚障がい児童の家庭学習」や「同社製品の活用事例」など、オンライン形式で参加できる企画を予定している。

見えない/見えにくい子ども達の教育に向け、IT推進に必要だと考えているケージーエスの今後にも注目してみては。

ケージーエス公式Twitter:https://twitter.com/kgs_koushiki/
ケージーエス公式TikTok:https://www.tiktok.com/@kgs_koushiki/

(角谷良平)

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