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【福岡県福岡市】鳥飼八幡宮が205年ぶりの本殿遷座祭を開催、一般公開&オンライン中継を実施

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福岡県福岡市にある鳥飼八幡宮では、205年ぶりに社殿を総建替する大遷宮を実施し、12月18日(日)18:00〜19:00に御神体を仮本殿から新しい本殿に遷(うつ)す「本殿遷座祭」を開催し、一般公開を実施する。

205年ぶりに実施される本殿遷座祭


本殿遷座祭は、御神体の引越しを意味する「遷宮」において最も重要な神事の一つで、本殿や拝殿の神社建築の建て替えで別の宮に移していた御神体を新しい本殿に遷す際の神事。


鳥飼八幡宮においては、残っている記録の限りでは昭和・大正時代は遷座祭を行っておらず、明治時代、江戸時代後期以来、120〜205年ぶりの祭礼となる。旧本殿取り壊しに伴い、3月1日に仮本殿に御神体を遷す仮遷座祭を執り行った。

御神体は本殿から出ることはなく、ほとんど目にすることができない畏れ多いもの。人目をはばかりながら、厳粛に執り行う本殿遷座祭は関係者のみが参列が許される隠された祭りだ。今回、茅葺壁の拝殿や神明造の本殿などのお披露目となる。

一般見学とオンライン中継を実施


神社の祭りは基本明るい日中に行われるが、遷座祭は夜間、暗闇の中で行われる。暗がりの中、御神体を唐櫃(からひつ=箱)におさめ絹垣(きぬがき=白幕)でおおって、厳かな雰囲気の中進む遷御の行列は、よく見えないながら厳粛な空気を感じることができる。

今回は、神社や神道、日本人の精神についての理解を広めたい、多くの人と新しい神殿の完成を悦びたいという思いのもと、奉賛会の人や神社の役員だけでなく一般の人にも公開され、祭りの後は酒も振る舞われる。また、オンライン中継も実施する。

当日は18:00に開式、18:15〜18:30に仮本殿から新本殿へ遷す遷御の儀、18:35に新拝殿での祭礼、18:45に玉串奉奠(たまぐしほうてん)、19:00に祭礼終了後・樽酒鏡開き、19:45に参集殿にて直会、21時頃には閉会となる。

この機会に、神道の儀式として希少な光景である鳥飼八幡宮の「本殿遷座祭」を足を運んで、オンラインで見学してみては。

■鳥飼八幡宮
住所:福岡県福岡市中央区今川2丁目1-17

鳥飼八幡宮HP:https://hachimansama.jp

(山本えり)

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