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【東京 高円寺】古民家を改装し、本を媒介に人がつながる場所に!「本の長屋」クラファン実施中

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古民家を改装した店舗で本に関するメニューを提供する、東京都・高円寺の「コクテイル書房」は、本を媒介して人びとが集う「本の長屋」を、並びの古民家を改装して4月にオープン予定だ。その資金を、クラウドファンディングサイト「MOTION GALLERY」にて、2月5日(日)〜3月22日(水)の期間募集している。

盛り上がる読書会と、物件が空室になるという偶然

「コクテイル書房」は、古本屋と居酒屋が一緒になった店舗。文学作品や作家からインスピレーションを得て創作する「文学メニュー」、日本の近代文学の軌跡と寄り添ってつくり上げる「文学カレー」などが好評だ。また、地域の人たちが本を交換する「まちのほんだな」を店先に設けるなど、本を使った街おこしにも取り組んできた。

同店常連客の企画で読書会もスタートした。Twitterで参加者を募集したところ、予想外に人が集まり、「書評を書く読書会」「海外文学を読む読書会」など次々に読書会が開催され、さまざまな年齢や職業の人が集って話をする場になっていった。そして、店主・狩野俊氏の中で、“人々が安心してコミュニケーションを取れる居場所を、本を媒介につくれないか”という思いが起きていったという。

このことに加え、「コクテイル書房」がある2階建て・4軒長屋の端っこの物件が空くという偶然が重なり、「本の長屋」プロジェクトがスタートした。

共同書店とイベント・交流スペースを設置


「本の長屋」は、本を媒介に人々が安心してつながり、そこで生まれた考えを深め合い、人間関係を醸成できる場を目指す。具体的には、1階に「共同書店」という名前の新しい形でのシェア型書店、2階に本に関するイベント・交流スペースを設置する。

クラファンでは、「本の長屋」の改装費用を集めると同時に、「共同書店」の店主として参加してくれる個人や企業を募集。「共同書店」の活動はオンラインでも参加できるため、高円寺と地域の本に関わる人たちをつなげるハブになることも期待しているという。

さまざまな箱店主の本が並ぶ空間

「共同書店」のイメージは、さまざまな箱店主の本がずらっと並んだ空間。箱店主は1カ月6000円の参加費を毎月支払い、売り上げは基本的に全額箱店主に渡される。「コクテイル書房」が培ってきた“本屋のノウハウ”を共有するので、知識・経験がない人でもOK。さらなるスキルアップや集客の手伝いもし、「きちんと売れる」「持続可能な」書店をみんなでつくることを目指す。また、2階のラウンジを優先的に使えるなど、店主だけの特典も用意されている。

クラファンでの募集金額の目標は200万円、ストレッチゴールを入れて300万円。本を媒介に人がつながる場所「本の長屋」を応援してみては。

MOTION GALLERY:https://motion-gallery.net
プロジェクト名:高円寺にある築100年の古民家で「本の長屋」をつくりたい

■コクテイル書房
住所:東京都杉並区高円寺北3-8-13
HP:https://www.koenji-cocktail.info/

(山本えり)

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