繁栄社をブランド本部とする、1年間限定のソフトクリーム店「chichi&(チチアンド)」が、2月10日(金)に大阪市の難波千日前でオープンした。
1年後に閉まるソフトクリーム店
「chichi&」は、難波千日前の“裏難波”エリア、なんなん会館の裏路地に開店した。
このエリアは、南海電鉄と大阪市高速電気軌道(大阪メトロ)の共同開発により、「難波千日前建物解体工事」が2022年より始まっている。そんななか、繊維工房などが立ち並んでいたエリアの解体が1年延びたため、1年限定で空き店舗だった店を格安で賃貸提供するという話が浮上した。
繁栄は建築業を専門とする会社だが、代表取締役は無類のスイーツ好きであり、特にソフトクリーム屋さんをやりたいという想いがあった。そこで、飲食店を開業する夢を持っていた娘たちとともに、空き店舗をリノベーションして同店をオープンした。
店舗は1年後に閉まることが決まっているが、業績次第では移転し事業継続もあるという。
高級ソフトクリームマシーンを導入
同店では、“ソフトクリーム界のフェラーリ”との異名を持つ、1台400万円以上のイタリアCarpigiani社のソフトクリームマシーンを導入している。
大きな特徴は、一般的なマシーンに比べて製造時の空気含有量(オーバーラン)が多く、ふわっと優しい口当たりと、さっぱりとした後味を実現できること。また、この機械独自の氷の結晶を極限まですりつぶす製法により、滑らかな舌ざわりのソフトクリームに仕上がる。
老舗日本茶専門店と提携
同店は、創業明治8年の老舗日本茶専門店「小原春香園」と提携しており、小原春香園が販売しているソフトクリームや抹茶商品の美味しさを同店でも味わうことができる。
注目は、最上級抹茶ソフトクリーム。抹茶は、日光や温度によってすぐに劣化するため扱いが難しいと言われているが、厳重に温度管理をすることで劣化を防ぎ、最高級の抹茶そのものの味を表現することに成功した。
ソフトクリームの主原料である牛乳に関しても、こだわりの北海道十勝牛乳のみを使用。一般的なソフトクリームよりもすっきりとした味わいが楽しめる。
ソフトクリームメニューは、「こだわりchichiミルク」「よくばりchichiミックス」「極みchichi抹茶」各550円(税込)。
ソフトクリーム以外にも、茶釜で温めたお湯を使い、茶筅で1杯ずつ丁寧に点てたグリーンティ、こだわりのセイロンティーとアッサムティーを合わせて煮だしたロイヤルミルクティーなども販売する。
こだわりフルーツの季節限定ソフトクリームも
また、小原春香園の「150年抹茶」と提携農家のこだわりフルーツを使用した季節限定ソフトクリームも販売。日本ならではの季節をソフトクリームで表現する。
春の季節限定商品は、苺を主に使用した「150年抹茶のいちごスペシャル」880円(税込)。岐阜県の提携苺農家が有機肥料を主体とした土壌で栽培、完熟した状態で収穫した苺を使用している。
今後は、季節ごとに、その時期においしいブランド苺を盛りに盛った「いちごデラックス」などを提供予定だ。
エコフレンドリーなエディブルフラワーを添えて
さらに、同店では、すべてのソフトクリーム商品に「エディブルフラワー(食用花)」を使用。「エディブルフラワー」は、彩りや華やかさとしての装飾要素だけではなく、その栄養価の高さも注目されている。
オープン特典も
現在、オープン特典として、SNSに店舗情報を投稿した人にお茶のティーバッグをプレゼント中。また、Instagram・TikTok・Facebookのフォロー&いいねで無料トッピングをプレゼントしている。どちらも終了時期は未定。この機会に、いち早く「chichi&」をチェックしてみては。
■「chichi&」
住所:大阪市中央区難波千日前12-15
営業時間:11:00~22:30(不定休)
WEB SITE:https://chichiand.com
Instagram:https://instagram.com/chichiand2023
(Higuchi)