ドバイ経済観光庁は、今年は3月23日(木)頃からとなる、年に一度の神聖なラマダンについての基礎知識と、ドバイで伝統文化を感じながらエミラティ(UAE)料理が楽しめる美食レストラン3選を紹介している。
イスラム歴でもっとも重要とされるラマダン
イスラム歴でもっとも重要とされるラマダンは、イスラム太陰歴の第9月を意味し、2023年は3月23日(木)の夜に始まり、4月21日(金)の夜に終わるとされている。ただし、実際の日付はイスラム太陰暦に基づき、また月の見え方によって決まるため、直前まで開始日がわからず毎年日付が異なる。
イスラム教徒にとって最も神聖な1ヵ月であるラマダン期間中は、日の出から日没まで行う断食をはじめ、祈りや慈善活動を行って慎ましく過ごす。日中は時間がゆったりとしたペースで動くが、日没後は「イフタール」と呼ばれる断食明けの食事を家族や友人たちと楽しむため、街が活気に溢れる。エミラティらしい文化を体験できる1ヵ月間は、ラマダン期間ならではの独特の雰囲気が味わえるため、旅行におすすめの時期ともいえる。
エミラティ料理を楽しめる美食レストラン3選
実際に現地でエミラティ料理が楽しめるレストランの1つ目は、ミシュランガイド・ビブグルマン掲載の「アル・カイマ・ヘリテージ・レストラン」。
アルファヒディ歴史地区の路地にある同店は、細部のディテールにまでこだわっており、空間そのものからエミラティの伝統文化を肌で感じ、ドバイの古き良き時代にタイムスリップしたかのような錯覚を味わえる。
こちらも、ミシュランガイド・ビブグルマンに掲載されている名店「アル・ファナール」。ドバイ・クリークのほとりなどに数店舗あり、1960年代のエミラティの雰囲気をレストラン全体で再現しながら、オーセンティックなエミラティ料理の味が楽しめる。
また、テラス席では外の屋台を眺めながら、新鮮なシーフードを使った美味しい伝統料理も味わえる。
最後に紹介されるのは、アルファヒディ歴史地区にあり、地元民にも愛されている「アラビアン・ティー・ハウス」。
エミラティらしいティータイムを楽しむにはぴったりな場所で、ターコイズブルーのベンチや白い籐椅子、レースのカーテン、美しい花々が飾られた正統派のスタイルを今も保つ。美味しい料理はもちろん、店全体どこを切り取っても記念に残る写真が撮れる。
尚、上で述べたエミラティ料理が楽しめるレストランの日本語詳細については、下記URLを参考にしてほしい。
羽田/ドバイ線でもデイリー運航を再開
エミレーツ航空は4月3日(月)より、現在成田、関空から運航している路線に加え、羽田/ドバイ線でもデイリー運航を再開する。2022年、ドバイの海外宿泊客数は前年比97%増となる1,436万人を記録、パンデミック前の2019年と比較しても86%まで回復している。
日本から海外へ旅行する人も少しずつ増えている現在、ラマダンの伝統文化を肌で感じ、エミラティ料理を味わってみるのも興味深い。
アル・カイマ・ヘリテージ・レストラン:https://www.visitdubai.com/ja/places-to-visit/al-khayma-heritage-restaurant
アル・ファナール:https://www.visitdubai.com/ja/places-to-visit/al-fanar
アラビアン・ティー・ハウス:https://www.visitdubai.com/ja/places-to-visit/arabian-tea-house
エミレーツ航空:https://www.emirates.com/jp/japanese/
(fukumoto)