トイレ回りの防災関連製品を手掛ける「丸英製紙」が、「世界初の防災製品」である10年保証備蓄用トイレットペーパーの新シリーズ「LogLog(ログログ)」を開発した。
災害の備えで盲点なのがトイレットペーパー
2023年は、関東大震災から100年の節目の年。
災害への備えを見直したとき、「非常食や保存水」については、各家庭での備えも進んできているが、盲点となりがちなのが「トイレットペーパーの備蓄」だ。
トイレットペーパーは「パニック商品」
トイレットペーパーは「パニック商品」と言われ、災害時には買占めが起こり、品不足になりやすい商品のひとつ。
事実、阪神淡路大震災や東日本大震災など過去の大災害に際して、被災者が一番困ったものは、衣服でも食料でもなく「トイレ不足」「トイレットペーパー不足」であったとの声が多く上がっており、経済産業省では、普段から家庭で、日常用とは別に、1カ月分のトイレットペーパーを余分に備蓄しておくことを推奨している。
再生紙100%使用の「LogLog」
そういった背景から、「丸英製紙」はローリングストックでの備蓄と合わせて、家庭でのトイレットペーパーの備蓄がより浸透していくよう、再生紙100%使用の「LogLog」を開発。
「LogLog」を通じ、災害時に品不足でパニックとなりやすいトイレットペーパーの個人備蓄を全国に促進し、災害時に深刻なトイレットペーパー不足の解消、並びに自治体等の備蓄倉庫の省スペース化を目指している。
直径7.3cmの超スリムタイプ
「LogLog」は、「丸英製紙」のロングセラー商品である「10年保証備蓄用トイレットペーパー4Rパック(LT-101)」を、より個々人で管理できる、直径7.3cmの超スリムタイプに改良。
防カビ、防水、耐光性に優れたアルミ真空パック包装で、10年の長期間保存はもちろん、収納場所を取らず、防災リュックや車、トイレ、玄関口等、さまざまな場所にストックでき、かさばるトイレットペーパーの家庭内備蓄を容易に実現する。
コンセプトは“一人ひとつ1週間”
また、“一人ひとつ1週間”をコンセプトにした1ロール70m巻きなので、1人だと1週間、3~4人家族だと約3日間使用することが可能。
BOXは、ホルダーとして活用でき、「災害時伝言ダイヤル」や「気象庁の防災QRコード」など、発災後に役立つ情報も掲載されている。
「LogLog」にはBOXなしタイプもあり。いざという時のために、トイレットペーパー備蓄を検討してみては。
丸英製紙:https://maruhide-paper.com/
(佐藤ゆり)