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恐竜はどこまで鳥で、鳥はどこまで恐竜か? 「羽毛恐竜完全ガイド」発売へ

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文一総合出版は、日本の恐竜研究を牽引する小林快次氏、田中康平氏、真鍋真氏ら15名が、鳥と恐竜の進化の謎を紹介する『羽毛恐竜完全ガイド』を3月14日(火)に発売する。

鳥と恐竜の進化の謎を紹介

あなたが見ている鳥は実は「恐竜」かもしれない…。同書によると、現在の恐竜研究において、最もホットな話題の1つである「恐竜から鳥への進化」を取り上げ、描き下ろしのイラスト図鑑や、恐竜研究のトップランナーによる「鳥と恐竜の進化の謎についての解説」を掲載。


恐竜絶滅後に栄えた鳥類や、羽毛恐竜の展示がある国内外の博物館の紹介もあり、恐竜好きの子どもから大人まで楽しめる1冊になっている。

体表が羽毛で覆われた恐竜「羽毛恐竜」

子どもから大人まで多くのファンがいる「恐竜」。どんな姿をしていたのか、どのような生態だったのか、そしてなぜ絶滅したのか、今も多くの謎に包まれた生物だ。

実は恐竜のイメージは近年劇的に変わってきており、その中心にいるのが「羽毛恐竜」。体表が羽毛で覆われ、大地を活発に駆け回り、求愛のディスプレイ(動物が求愛したり威嚇するときに特定の音や動作、姿勢を見せる行為)や子育てをする。その姿はまるで現代の鳥と同じであり、「鳥は恐竜そのもの!」という人もいるほど。

「そもそも羽毛恐竜とは何か?」「鳥と恐竜の同じ部分や違う部分はどこか」「なぜ羽毛は生えたのか」「羽毛恐竜は飛べたのか」「羽毛恐竜はどんな色だったのか」「鳥の形はどう進化したか」など、現在もなお研究中のテーマを含めた、様々な話題を取り上げる。

羽毛恐竜や絶滅鳥類などの美麗描きおろしイラストも

さらに、日本の恐竜研究のメッカ・福井県と、羽毛恐竜研究の本場・中国での「世界を驚かす研究の成果」も紹介。



日本で唯一のバードウォッチング雑誌『BIRDER(バーダー)』で、「鳥の形態学ノート」を連載中の川口敏氏による、羽毛恐竜や絶滅鳥類など30種以上の美麗描きおろしイラストも。全身図だけでなく腕や足の部分図など、様々なビジュアルを掲載している。


恐竜絶滅後から現代につながる「新生代」(約6,500万年前〜現在)には、鳥類が大繁栄した時期があり、まるで恐竜のような巨大な鳥が出現した。現在、これらの巨大な鳥は絶滅しているが、鳥の進化を語るうえで重要なこれら絶滅鳥類も再現イラスト付きで紹介する。

あこがれの国内外の博物館12館


恐竜の研究はヨーロッパから始まり、その後米国、アジアへと広がっていった。そのため、恐竜を展示する博物館は世界各国にある、恐竜好き、古生物好きならいつかは行きたい!あこがれの国内外の博物館を計12館を紹介。

国内では国立科学博物館、福井県立恐竜博物館など6館、海外ではロイヤル・ティレル古生物学博物館、アメリカ自然史博物館など6館を取り上げるほか、羽毛恐竜の登場で変わりつつある博物館の恐竜展示に関するコラムも収録。

国立科学博物館副館長の真鍋真氏、NHK子ども科学電話相談の「答えてくれる先生」として出演する小林快次氏(北海道大学総合博物館)、田中康平氏(筑波大学)、川上和人氏(森林総合研究所)など、恐竜ファンにはおなじみの研究者の寄稿も。

定価は2,750円(税込み)。現時点で“最強の執筆陣”の寄稿文が読める同書に目を通してみては。

文一総合出版公式サイト:https://www.bun-ichi.co.jp/

(さえきそうすけ)

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