創業212年の和洋菓子専門店を展開する杵屋本店は、菓子とお茶を愉しむカフェとストアを併設した新業態「きねや菓寮」を、山形県山形市東青田にて4月上旬に新規オープンする。
カフェを併設した新業態が誕生
杵屋本店は、文化8年(1811年)より菓子店を営む山形県の老舗和洋菓子専門店。初代「庄六」が熊野大社の参拝客に向けて饅頭を作り販売したことを始まりに、これまで一貫したこだわりのもと菓子作りを続けている。現在、山形県内に直営10店舗、FC5店舗の全15店舗を構えている。
今回、旧杵屋東青田店を改装し、菓子とお茶を楽しむカフェと菓子や陶器などを販売するストアを併設した「きねや菓寮」をオープンする。コンセプトは「継往開来(けいおうかいらい)」。過去のものを継続し発展させながら、将来を切り開くことを意味する言葉だ。200年以上受け継いできた伝統や技術を活かし、より深く菓子の魅力を伝えることができる菓子専門店の新しい形を作って行きたいとの思いから同店をオープンすることとなった。
新たなロゴは、杵屋本店の歴史をさかのぼり、看板に使われた文字や象形を継承しつつ再構築した文字を採用した。また、これまで杵屋で使用してきたいちぼし(一、●のマーク)も逆さにデザインして配置することで、お皿に菓子が乗っているイメージを作り、新たに展開するカフェを表現している。
「きねや菓寮」だけの限定メニューが登場
現在、山形県内で15店舗を展開する杵屋本店。その中で、「きねや菓寮」は異なるコンセプトを持った、新たな体験を提供する施設となる。店内のカフェでは、素材の美味しさ、香りや食感、温度など、できたてだから味わえる菓子の魅力を体験することができる。また、カフェで提供する日本茶や紅茶、コーヒーも、菓子の美味しさを最大限に味わうことができるものを国内外から厳選して使用する。
カフェメニューには、しぼりたてモンブランや創業より続く“自家製餡”を活かしたメニュー、
かき氷、わらび餅ドリンクなど、さまざまな新メニューが登場する予定だ。
「きねや菓寮」は、これまで杵屋本店として培ってきた伝統と技術をベースに新しい味わいを提供することで、菓子の魅力をより深く、より広く伝える拠点とするとともに、地域の人はもちろんビジネスや観光など、さまざまな理由で山形に訪れる人をもてなす場所として、多くの人に愛される店となることを目指しているという。
■きねや菓寮
住所:山形県山形市東青田4-1-40
営業時間:店舗9:00〜18:00、カフェ10:00~18:00(17:00 L.O.)
席数:28席
HP:https://kineyakaryo.jp/
Instagram:https://www.instagram.com/kineya_karyo/
杵屋本店HP:https://www.kineya.co.jp/corporate/
オンラインショップ:https://www.kineya.co.jp/
※メニュー画像はイメージ
(山本えり)