光洋陶器が岐阜県土岐市で運営する「うつわの複合体験施設 KOYO BASE」内のカフェダイニング「CLAY Table」で、地元食材を使用した春の新メニュー2種が登場した。
うつわが持つ魅力を丸ごと味わえる
国内有数の陶磁器生産地である岐阜県土岐市。器づくりに欠かせない良質な土が産出され、大規模工場から小さな家内工場の作業場まで数多くの生産元が連携することで、大規模な製造ネットワークが築かれているという。
1964年の創業以来、この地で陶磁器製造に携わってきた光洋陶器が運営し、今年1月にオープンした「うつわの複合体験施設 KOYO BASE」のコンセプトは、「Clay to Table」。土(Clay)から食卓(Table)まで、うつわが持つ魅力を丸ごと味わえる施設だ。
主菜のほか、副菜の野菜や御飯にも注目!
カフェダイニング「CLAY Table」、ショップ「BASE Shop」、工場見学「KOYO Factory」、ワークショップ「BASE Studio」の4つの機能を持つ同施設の中で、気軽にランチが食べられるのが「CLAY Table」。
この度、「飛騨高山豚の角煮とお野菜のセット」と、
「鰆のハーブパン粉焼きとお野菜のセット」が春の新メニューとして登場した。いずれも主菜・副菜・汁物・御飯からなるセットで、どちらのセットの御飯にも「郷士の味ごはん」が付いている。
「郷土の味ご飯」とは、岐阜県東濃地方で窯焼き職人が昔から食してきた郷土料理で、小さなうつわに入っている具材をご飯と混ぜて食べるのがおすすめの食べ方なのだとか。
野菜は岐阜県士岐市の里山で、山からの湧き水と微生物肥料を用いた栽培をしているファームレガーロさんの野菜を主に使用し、料理に合わせて選ばれた器はすべてKOYO製…と、全てにこだわった新メニューとなっている。
「絵付け体験」「転写体験」などのワークショップも
モノづくりが体験できるワークショップ「BASE Studio」では、「食と器をもっと楽しむ」をテーマにさまざまな体験教室・イベントを開催中。絵の具を使ってオリジナルの食器を作る「絵付体験」(1500円・体験時間約70分)や、
20種類以上ある転写シート(紙銅版)を自由に切り貼りし、自分だけのオリジナル食器を作る「転写体験」(1500円・作業時間約60分)、など、子どもやカップルにぴったりなライトなプログラムから、専門家と一緒に学ぶ本格的なカリキュラムまで幅広く実施中だ。
尚、「絵付体験」「転写体験」は火曜・水曜以外毎日2回開催、4歳以下の子どもは保護者同伴でも参加不可。また、毎月1回ゲストを迎え、「食と器をもっと楽しむ」をテーマにさまざまな体験ができるプログラムも用意されている。
器に興味のある人は一度チェックしてみては。
■うつわの複合体験施設 KOYO BASE
住所:岐阜県土岐市泉町久尻1496-5(光洋陶器本社敷地内)駐車場有
営業時間:11:00~17:00
アクセス:土岐市駅から徒歩約20分・多治見ICから車で約10分
公式HP:http://www.koyobase.com/
(fukumoto)