香川県三木町とネット型リユース事業などを展開するマーケットエンタープライズは、4月17日(月)より、地域社会における課題解決を目的とした不要品リユース事業に関する協定を締結し、連携による実証実験をスタート。
マーケットエンタープライズが運営するリユースプラットフォーム「おいくら」を用いて、不要品を廃棄物として捨てずに再利用する仕組みを構築し、三木町の廃棄物削減と循環型社会の形成を目指している。なお、香川県内での「おいくら」導入は、三木町が初めてだ。
一度の依頼で不要品の買取価格をまとめて比較し売却
「おいくら」は、マーケットエンタープライズが展開する、リユースプラットフォームの名称。不要品を売りたい人が「おいくら」を通して査定依頼をすると、全国の加盟リサイクルショップに一括査定依頼され、買取価格を比較することができる。一度の依頼だけで不要品の買取価格をまとめて比較し売却できる手軽さが好評で、2022年11月時点でこれまでおよそ110万人が利用している。
一方、香川県東部に位置し、高松市のベッドタウンとしても注目を集める香川県三木町では、これまで家庭から排出される廃棄物、中でも粗大ごみを保管する場所の確保に悩まされていた。排出されたごみの中には、まだ使用できる椅子や机、スポーツ用品などが多くあり、町がリユース促進に取組めば不要品は捨てずにリユースされて廃棄物の減量化に繋がることから、新たなリユース施策の導入を模索しており、今回の実証実験につながった。
テレビなどでもまだ活用できるものであれば買取OK
実証実験スタートにあたり、4月17日(月)、三木町ホームページ内に「おいくら」の情報を掲載。直接不要品の一括査定申し込みが可能になった。加えて、家電リサイクル法対象であるテレビや冷蔵庫、洗濯機などの製品も、まだ活用できるものであれば「おいくら」で買取OK。
三木町と「おいくら」の連携により、循環型社会の実現や社会全体での不要品削減が見込まれると共に、住民・自治体双方の廃棄コスト削減による経済的負担の軽減へと繋がるだろう。詳細は、三木町ホームページ内にある下記URLを確認して欲しい。
三木町で不用品の処分に困っている人がいたら、早速チェックしてみては。
三木町ホームページURL:https://www.town.miki.lg.jp/life/dtl.php?hdnKey=7433
(fukumoto)