家電製品のゴム部品製造において業界で高いシェアを誇る錦城護謨は、産学連携プロジェクトとして、サスティナブルな化粧用指型シリコーンパフ「ゆびパフ」の開発・サポートを行った。
学生の感性を生かしたものづくりをサポート
産学連携プロジェクトは、学生自らマーケット調査や商品企画、サンプル品の検証、販促まで、実学で商品開発を学ぶ取り組みに賛同し誕生した。
商品開発にあたり、学生自ら大学生170人を対象に行ったアンケート調査を実施。46.3%の学生が化粧をする際にファンデーションやアイシャドウのラメで手指が汚れてしまうことをストレスに感じているとわかった。
また、新型コロナウイルスの影響で余儀なくされているマスク生活により、ニキビや肌荒れをストレスに感じていることも判明した。
悩みを解決するため誕生した「指パフ」
以上の悩みを解決するため、指にはめる形状のメイク用パフ「指パフ」が開発された。人差し指にはめて使用すると、ファンデーションやアイシャドウのラメが手につくことなく、メイクアップや化粧直しを行える。
さらに、ニキビに直接触れることなく、スキンケア商品や塗り薬を塗布する用途としても使える製品となった。
シリコーンゴムを採用し環境に配慮
「指パフ」の材質には、従来の使い捨てパフとは異なり、何度も洗って使い続けられるようにエコフレンドリーな素材のシリコーンゴムが採用され、環境に配慮した仕様となった。
Makuakeで355%の達成率を実現
さらに、硬さや表面状態が異なるシリコーンゴムが数種類作成され、その中から「肌当たりの良さ・化粧持ちの良さ・匂い・速乾性」という点で最適なものを選定。老舗ゴム企業のモノづくり技術が活かされた製品となった。
なお「指パフ」は、2年にも及ぶ開発期間を経て、2月もMakuakeに出品し、355%の達成率を実現した。
‟ものづくりチャレンジラボ”を立ち上げ
錦城護謨代表取締役の太田氏は、「長年培ってきたゴムのノウハウやシリコーンゴムという素材の特性を用いて、機能性とデザイン性、そして環境性も掛け合わせたサステナブルなものづくりが誕生した。今後も、業界の垣根を超えた取り組みや、産学連携プロジェクトの推進など、「共創」をテーマとした‟ものづくりチャレンジラボ”を立ち上げ、チャレンジし続けられる仕組みを継続していきたい。」とコメントを寄せた。
‟ものづくりチャレンジラボ”を立ち上げ、今後も業界の垣根を超えた取り組みを行っていくという錦城護謨に注目してみては。
Makuake製品詳細ページ:https://www.makuake.com/project/yubipuff/
錦城護謨:http://www.kinjogomu.jp/
(角谷良平)