「子育てするなら高梁市!」とベビーファースト宣言を掲げている岡山県高梁市では、保育園・こども園で使用する紙おむつの支援を6月からスタートする。
紙おむつへの名前書きや持参は負担が大きい
働く保護者にとって、忙しい朝の登園準備はとても大変。体温計測、連絡帳の記入、着替えの準備などに加え、園に持参する紙おむつへの名前書きといった作業もある。
同市内のこども園に子ども2人が通う保護者は、それぞれ毎日5枚ずつ名前を書いて持って行くが、「残業終わりに自宅の紙おむつのストックがないことに気付いた時は、本当に焦ります。下の子はまだ歩けないので、抱っこをしながら2人分のおむつなどの荷物を持って登園しますが、雨の日は大変で困っています。」といった声を寄せている。
保護者・保育士の負担軽減に期待
そこで同市は、市内の保育園・こども園に通う0歳児から2歳児クラスの園児に必要な紙おむつを、園で購入準備すると決定。これにより、子育てにかかる費用や登園準備の負担などを軽減する。
また、保育士のさまざま負担軽減に繋がることが期待できる。現在、園では、園児それぞれ決められた場所へおむつを収納し、おむつ替えの際には、間違いのないようそれぞれの場所からおむつを取り出す。保護者が迎えに来た際には、「今日はおむつを○枚使いましたから、明日は○枚持って登園してください」と一人ひとりの在庫枚数も把握し、伝えなければならない。
園で紙おむつを購入準備することで、こういった保育士の負担がなくなり、子どもとしっかり向き合え、保育時間の充実にも繋がるとのことだ。
なお、未就園児や市外の保育所等へ通う子どもには、在宅保育等の期間に応じた支援補助金を支給する。
岡山県高梁市の様々な子育て支援の内容は、同市ウェブサイトや近藤市長が出演する公式YouTubeチャンネルで確認を。
高梁市ウェブサイト:https://www.city.takahashi.lg.jp/soshiki/37/omutusien.html
高梁市公式YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/watch?v=Zw4kxjNck48
(Higuchi)