トレンドニュースサイト STRAIGHT PRESS【 ストレートプレス 】

LOCAL

【福島県大熊町】地域で活躍する“スマホサポーター”によるシニア向け「スマホ体験会」開催へ

このエントリーをはてなブックマークに追加


全国の地域事業者と旅や地域貢献に関心の高いユーザーをマッチングさせるプラットフォーム「SAGOJO(サゴジョー)」を運営するSAGOJOは、KDDIと連携し、2月よりシニア層に向けてスマートフォンの使い方を伝え、地域のデジタルデバイド解消に取り組む「スマホサポーター」の養成講座を実施してきた。

6月2日(金)には「スマホサポーター」候補生が実際に、東日本大震災から12年を迎える福島県大熊町を訪れ、大熊町周辺の人向けに「スマホ体験会」を開催。福島県大熊町のデジタルデバイドの解消及び地域活性化に取り組む。

スマホサポーターって何?スマホ体験会について

同体験会は、大熊町でのデジタルデバイド解消の取り組みに共感し、「スマホサポーター養成講座」を受講した「スマホサポーター」候補生によるシニア層向けの「スマホ体験会」。実施後は正式に「スマホサポーター」として認定され、今後は各自が地域のデジタルデバイド解消に取り組みながら、地域活性化に貢献し、サポーター自身が現地で積極的に活動を行える関係人口になっていくことを目的としている。

なお、同体験会は後述の「福島浜通り関係ラボ」で立案され、実施にあたり福島県大熊町にて、帰還民のコミュニティを支援する団体 “おおがわら会” の協力を得て開催される。大熊町では、避難の長期化に伴い、町民同士のコミュニケーションやコミュニティの維持が課題となっているが、スマートフォンを使えるようになることで、町民同士のコミュニケーションや、いわき市など他地域の避難者との交流がより促進されることを狙いとしている。

『福島県大熊町 地域で活躍する「スマホサポーター」を育成 スマホ体験会』の開催日時は、6月2日(金)13:00~16:30。SAGOJO・KDDIによる主催者挨拶、おおがわら会による協力者挨拶に続き、13:10~14:25はスマホ講師と「スマホサポーター」候補生によるスマホ説明会、14:40~15:20の「スマホサポーター」候補生による個別相談会を実施。会場はlinkる大熊。

福島県浜通り地域での関係人口創出に向けた取り組み


SAGOJOはKDDIと連携し、今年1月に福島県浜通り地域での関係人口創出に向けた「福島浜通り関係ラボ」を発足。浜通り地域における、関係人口創出のための企画・アイデア出しを行う同コミュニティには、全国から15名が参加した。実際に浜通り地域を訪れながら、自らの体験をもとに関係人口創出に向けた企画を立案しつつ、現地から離れた後もオンラインで意見を深め合い、2月には浜通り地域へ再訪し、企画内容を実践。実際の体験を通して感じたことを基に、企画内容のブラッシュアップを行い、地域活性化に取り組んだ。

今回「スマホ体験会」で大熊町周辺の人向けに、スマートフォンの使い方を教えるのは、SAGOJOに登録する26,000人超のユーザーの中から、大熊町での地域活性化やデジタルデバイド解消における取り組みに共感し、応募した4名のメンバー。4名はこれまでに都内で開催された3回の養成講座を受け、同スマホ体験会に向け準備をしてきた。

体験会当日は協力会社であるウインズより、スマートフォンの使い方について全体講義を行った後、4名のメンバーが参加者一人ひとりの個別質問に答える。スマホ体験会終了後、4名は「スマホサポーター」として認定を受け、認定書が授与される。今後「スマホサポーター」となったメンバーが、地方でのデジタルデバイド解消に取り組みながら、地域活性化に貢献し、関係人口となっていくことが期待されている。

今後の「スマホサポーター」の活躍に注目だ。

■linkる大熊
住所:福島県双葉郡大熊町大川原南平1207-1

(さえきそうすけ)

最新情報をTwitterで受け取ろう!
最新情報をFacebookで受け取ろう!
前の記事
一覧へ戻る
次の記事